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[海外試合結果]2019.9.14

ムンギアの前日計量、ガルシアはまさかの展開

メインイベントのムンギア
 米国カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークで、14日(日本時間15日)メキシコ独立記念日に合わせて開催されるWBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級タイトルマッチ。王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)が、同級13位パトリック・アロッティ(ガーナ)と、13日に前日計量を行った。
 セミファイナルで出場予定だったGBP(ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ)の秘蔵っ子、ライアン・ガルシア(米)は、対戦相手となるWBO14位アベリー・スパロー(米)が計量当日に姿を現さず、まさかの事態となった。
ムンギアvsアロッティ
 メキシコ独立記念日のための特注"MAYAベルト"が勝者に受け渡される、WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ。王者ムンギアはリミットとなる69.8kgでクリア、対するアロッティは400gアンダーの69.4kgで秤を下りた。
 V5戦のムンギアは2戦連続判定勝利なだけに今回はKO防衛に期待がかかる。アロティは18年4月にWBOアフリカ王座を獲得し、8月、12月と防衛をこなし、今回が米国2戦目、世界初挑戦の舞台となった。
ガルシアの相手が逮捕でキャンセル
 ガルシアはライト級リミットとなる61.2kgで前日計量をクリア。しかし、相手のスパローが計量会場に訪れないハプニングが発生。計量後に明らかとなったのは、スパローが4月に起こした事件により、計量当日に逮捕されるというショッキング展開だった。
 急遽アンダーカードで出場が決まっていたNABOライト級王者ロメロ・ドゥノ(フィリピン)が代役に抜擢されるも、ガルシア陣営がこのオファーを拒否したために試合は中止。ガルシアのプロモーターであるGBPは、今週水曜の時点でスパロー逮捕の状況を把握していたため、当局との交渉を持つも逮捕となってしまった。
 波乱のメキシコ独立記念日となった明日、プロモートはGBPが行い、ストリーミング配信サービスDAZNが中継を行う。