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[前日計量]2019.9.6

ホルヘ・リナレス「ホールは僕のハウス」

リナレスが12年ぶりに帰ってきた
 世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34=帝拳/ベネズエラ)が明日7日、後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のセミファイナルで約12年ぶりに後楽園ホールのリングに立つ。その前日計量が6日に都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、リナレスは対戦相手のアル・トヨゴン(21=比)ともにライト級超の137ポンド契約(62.1kg)を一発でクリアした。
たっぷり走ったからスタミナは大丈夫
 03年2月のプロ2戦目から初の世界タイトル、WBC世界フェザー級王座を獲得する直前の07年2月まで後楽園ホールをホームにしてきたリナレスは、「日本で復帰戦が決まって良かった。いろんな場所で試合をしてきたけど、ホールは僕の原点、ハウスみたいなところだし、本当に最高だよ。ちょっと狭いけどファンは喜ぶよね」と笑顔を見せた。
初めてホールに立ったとこも覚えているよ
 続けて、これまで日本人と4戦し2勝を挙げている対戦相手については、「スピードとコンビネーションがあるので、最初だけ気をつけたい」と警戒し、「ナチュラルのボクシングをして、ファンが楽しみにしていると思うのでチャンスがあれば行くよ」とKOも意識。今後もライト級を主戦場にすると話し、昨年5月に米国ニューヨークでリナレスからWBA世界ライト級王座を奪取したライト級3冠王のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)への再戦を「チャンスがあれば年末でも来年でもいい」と希望。「やれば行ける」と拳を硬く握った。
ただ日本に来たわけじゃない
 一方、600gアンダーの61.5kgで計量を終えたトヨゴンは、「2度目の来日でリナレスのようなスターと戦えることが嬉しい。明日は良い試合をするので楽しみにしてほしい」と語り、会場を後にした。