[ニュース]2019.8.30
尾川堅一がWBOアジアパシフィック王座に挑戦
尾川がターゲットを変更
元日本スーパーフェザー級王者でIBF世界同級3位の尾川堅一(31=帝拳)が12月7日(土)、後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」でWBOアジアパシフィック同級王者ジョー・ノイナイ(23=比)に挑戦すると帝拳ジムが30日に発表した。当初は9月にIBF世界同級挑戦者決定戦を予定していたが、対戦相手の同級4位アジンガ・フジレ(南アフリカ)が来日に難色を示したため、WBO世界6位にランクされるノイナイにターゲットを変更した。
破壊力抜群のノイナイ
サウスポーのノイナイは、今年3月に坂晃典(仲里)を2回KOで下し空位の王座を獲得し、7月にはOPBF東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(大橋)を7回TKOで退け初防衛に成功した。17年2月の阿部麗也(KG大和)戦で判定負けして以降、6勝(3KO)と勢いに乗る難敵だ。
どこの王座でも狙っていく
尾川は所属ジムのホームページで、「フジレ陣営が来日を渋っていると聞き、このまま進展を待つよりも今後は団体にこだわらず、どこの王座でもチャンスを狙っていくというスタンスに切り替えると聞いていました。すぐ大きなチャンスをつくってもらえて本当に嬉しいです」と心境をコメント。
どちらが格上か証明する
さらに「サウスポーとはこれまで何度もやっていますし、苦手意識もなく試合に臨めます。WBOでは僕が11位でノイナイ選手が6位ですが、僕はWBAで4位、IBFでも3位なのでどちらが格上なのかを試合でしっかりみせたいと思います」。「WBOアジア・パシフィック王座戦に臨むのは帝拳史上初のこと。しっかりと勝って次のステップに向かうことと合わせて大きなモチベーションになっています。12月7日は頑張ります、乞うご期待!」と意気込んだ。