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[一夜明け会見]2019.8.25

田中恒成「王座統一戦がしたい」

田中恒成(畑中)
 2度目の防衛に成功したWBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の田中恒成(24=畑中)が25日、名古屋市内のCBCスタジオで会見を開いた。田中は24日に武田テバオーシャンアリーナで同級1位のジョナサン・ゴンサレス(28=プエルトリコ)を相手に4度のダウンを奪い7回TKO勝ちを飾った。
勝利を祝って乾杯
 畑中清詞会長の乾杯の音頭から始まった会見。昨日の試合映像を1度見たという田中は、「KOができて良かったが動きは悪かった。ポイントを取られているのは分かったが、特に気にならなかった。(KOラウンドの)7回はギアをひとつあげて倒しに行った」と感想を語ると、「7ラウンドKO勝ちは少し意識した」と今年の夏の甲子園で母校である中京学院大中京高校が4試合連続で7回に大量得点をあげベスト4に進出したことを引き合いに出した。 
相手はテクニックがあった
 拳を交えたゴンサレスの印象を聞かれた田中は、「思っていたより距離の作り方が上手かった。特に序盤はコーナーに詰めたが背負っていても苦にしていなかった」とコメント。試合後には挑戦者のホテルまで出向き互いに健闘を称え合ったことを明かした。
次戦もフライ級で戦う
 風邪の影響で減量を開始する時期が遅れたためコンディション作りに苦労したと話したが、 「フライ級がキツいわけではない。良い練習ができていてレベルアップができているので、反省はするが、自信をなくしたり、昨日の試合に固執することはない」と今後もフライ級で戦っていくことを明言した。
次は王座統一戦も!?
 今、戦いたい相手について聞かれると、「今は特にいない」と具体的な名前は出さなかったが、「統一戦ができれば」とベルトを懸けたビッグマッチを熱望。会見に同席した畑中会長は、「いろいろな選択肢がある。年内にもう1試合させたいと思う」と現時点では何も決まっていないとした。