[試合結果]2019.8.11
渡部あきのりが韓国でタイトル挑戦
渡部はOPBF2階級制覇なるか
OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級タイトルマッチが11日、韓国ソウル市内のグランド・ヒルトン・ホテルで開催され、前日本スーパーウェルター級暫定王者の渡部あきのり(34=角海老宝石)が王者リー・ジョンキョン(31=韓国)に挑んだ。
リーは韓国の新鋭
渡部と同じサウスポーのリーは、今年1月に地元でサミュエル・コロンバン(豪)と空位の王座を争い、7回KO勝ちで韓国王座に続く2本目のベルトを獲得。戦績は績10戦7勝(3KO)2敗1分で現在4連勝中と勢いのある韓国ホープだ。
渡部が2度のダウンを奪い勝利
46戦目のベテラン渡部は積極的に仕掛けると2ラウンドに左のオーバーハンドで先制のダウンを奪う。その後は王者も手数で対抗するが、プレスの渡部は右ボディストレートから左を打ち込み、4回の途中採点を38-37、39-36、37-38と2-1でリード。5回に入り、リーのクリーンヒットが目立つなか、渡部のボディも効きスタミナが落ちはじめた王者だが、8回までの採点は77-77、76-75、74-77のイーブンとなり、渡部は追い上げを許してしまう。このままアウェイでの判定勝ちが難しいなか、渡部はKO決着を狙い9回にワンツーでリーの腰を落とすと、10回に2度目のダウンを奪いTKO勝ち。ウェルター級に続くOPBF2階級制覇を達成した。