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[試合後談話]2019.8.2

再浮上をかけた一戦で勝ち残ったのは?

メインは激しいパンチの応酬
 日本スーパーライト級9位のディスティノ・ジャパン(35=ピューマ渡久地)と日本ライト級13位の岩原慶(28=本多)が2日、後楽園ホールで開催された「ザ・グレイテスト・ボクシング」スーパーライト級8回戦で対戦した。試合はドミニカ人ボクサーのディスティノがジリジリと距離を詰めて攻め立てた。
ディスティノが再起に成功
 ディスティノが前の手で距離を測りながら単発の左フックをヒットしペースを握ると、2回に右アッパーを決めて先制のダウンを奪った。3回もディスティノが思い切りの攻撃で攻勢。守勢を強いられていたサウスポー岩原だが、4回にワンツーで腰を沈めさせて反撃。しかし、ここを踏ん張ったディスティノは右ストレートで顔を弾くと、ここがチャンスとばかりに怒涛の連打でストップを呼び込んだ。
自信がついた
 連敗を脱出したディスティノは、「序盤は相手のカウンターを警戒したが、前のめりになったのでアッパーを狙った。相手は打っても倒れず、この試合にかける思いの強さを感じた」と淡々と試合を振り返った。
 2度目のタイトル挑戦を目指すディスティノは、「勝つことができてうれしいが、喜んでいるだけではなく気持ちを切り替えてタイトルに向けて頑張りたい」と先を見据えた。
もっと攻め切りたかった
 一方、悔しい敗戦となった岩原は、「相手にパンチがあるので躊躇してしまい、チャンスに攻め込むことができなかった。スピードは感じなかったが、一発のパンチ力があり回転力があった」と唇を噛んだ。
採点表