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[発表会見]2019.7.30

ホープ村地翼「早いとは思っていない」

村地が5戦目でタイトル挑戦
 WBO(世界ボクシング機構)アジア・パシフィック・スーパーフライ級6位の村地翼(22=駿河男児)がプロ5戦目で、同級3位フローイラン・サルダール(30=比)と空位のWBOアジアパシフィック王座を争うことが決まった。30日に静岡・富士市内のジムで会見が開かれ、9月21日(土)に後楽園ホールで開催される「DANGAN227」で行われることが発表された。
30日に開かれた会見
 5月の前戦でWBOアジアパシフィックランカーのレイモンド・タブゴン(比)に判定勝ちを納め、ランキング入りをはたした村地に対し、サルダールはアマチュア200戦以上、プロで34戦30勝(21KO)3敗1分のキャリアを誇り、黒星は元WBC世界スーパーフライ級シルバー王者マックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)、現WBC世界バンタム級暫定王者の井上拓真(大橋)、前WBO世界フライ級王者の木村翔(青木)に喫した3試合のみと明らかに格上。
木村はサルダールを6回で撃破
 厳しい試合が予想されるが、村地は「アマチュアで32戦、プロ4戦の自分には、誰が聞いてもまだ早いと言われるかも知れないが、アマの頃から強い選手とレベルの高い練習をしているので余裕で勝てると思っている。木村さんが6ラウンドで倒しているので、それよりも早いKOを意識している」と強気にコメント。「世界を目指していると言える内容で倒して勝ちます。このタイトルを獲り、来年には日本、東洋太平洋も狙っていきたい。世界へ羽ばたくイメージはできている」と勝利を誓った。
このタイトルは世界へ羽ばたく第一歩
 また、前島正晃会長も「今回の試合を翼に話をしたら、ひとこと返事で断る理由がなかった。翼が引き寄せた、運命で必然的な試合だと思っています。他の選手も育っているなか、まずは翼を全力でサポートし、駿河男児ジム初のチャンピオンを誕生させます」と決意。続けてサルダールのストレート系の右とフック気味の右を警戒した上で、「距離をしっかり意識させ、後半勝負をかけれるように鍛えていく」と気を引き締め、「応援してくれる地元の方に翼が獲ったベルトを巻いてもらえるよう、まずはひとつ目のアジアのベルトを獲りにいくので応援よろしくお願いします」と訴えた。