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[試合後会見]2019.7.27

重岡銀次朗がタイトル初挑戦で魅せた!

左:重岡が4戦目でベルトに挑んだ
 WBOアジアパシフィック・ミニマム級3位の重岡銀次朗(19=ワタナベ)が27日、後楽園ホールで開催された「DANGAN226」で同級4位クライデ・アザルコン(24=比)と空位の王座を争った。国内男子最短タイ記録に並ぶ4戦目でベルトに挑戦した重岡は、初回に驚きの結末を見せた――。
重岡が一撃KO!
 サウスポー重岡がプレスをかけて右ボディを好打するとボディに左フックを炸裂。崩れ落ちたアザルコンは苦悶の表情を浮かべて10カウントを聞いた。圧巻の強さを見せた重岡が4戦目で新チャンピオンに輝いた。
左ボディは自然と出た
 辰吉丈一郎氏の日本バンタム級王座、井上尚弥(大橋)の日本ライトフライ級王座、田中恒成(畑中)のOPBF東洋太平洋ミニマム級王座などに並ぶ、4戦目でチャンピオンに就いた重岡は、「相手はスピードとパンチがあったので集中することができた。初回で倒せるとは思わなかった」と感想を口にし、「ベルトを獲ることができて本当にうれしい。(ベルトは)は重たくて格好いいですね」と喜んだ。
渡辺会長も重岡の強さを絶賛
 会見に同席した渡辺均会長は、「1年くらいはじっくり防衛させていきたい。ただ、谷口(同門の谷口将隆)が日本王座を狙っているので、重岡にはチャンスがあればOPBF王座との統一戦もさせたい」とコメント。それを聞いた重岡は、「自分もチャンスがあればやりたい」と飛躍を誓った。
最後は見えなかった
 一方、なすべなく敗れたアザルコンは、「最後の左ボディは見えなかった。タイミングの良いパンチで効いてしまった」と重岡の強さに舌を巻いた。