[試合後談話]2019.7.13
決勝進出をかけて西の精鋭が激突
左:山下翔也 右:前田稔輝
西日本新人王準決勝戦が13日に兵庫・尼崎インキュベーションで行われ、全12試合で熱戦が繰り広げられた。昨日、村田諒太(帝拳)が劇的な王座返り咲きを果たし、拳四朗(BMB)が圧倒的な強さで6度目の防衛に成功。盛り上がりを見せる関西のリングで本日も熱いファイトが行われた。
前田が初回KO勝ち
フェザー級4回戦では前田稔輝(グリーンツダ)と山下翔也(本橋)が激突。サウスポー前田はワンツーで攻め立てる山下を冷静に対処。ワンツーを決めて膝を揺らしたのを見逃さず、右ジャブでダウンを奪いKO勝ちした。
右:父の忠孝さん
デビューから2連勝の前田は、「左が効いたのがわかったが倒したジャブは手ごたえがなかった」と試合運び同様冷静に試合を振り返った。
小学校1年生から大学卒業まで日本拳法をしていた前田は、全国優勝10回の実績を残し「元々はプロボクサーになりたかった。会長の誘いもあり縁を感じたので」と昨年ジムに入門した。
同じく日本拳法からボクシングに転向し活躍しているIBF世界スーパーフェザー級4位の尾川堅一(帝拳)とは、尾川の日本タイトル初挑戦の時に自ら声をかけて以来親交があるという。前田は、「(日本拳法は)ボクシングと比べて間合いが遠いので一瞬の踏み込みを活かして戦っていきたい」と抱負を口にした。
小学校1年生から大学卒業まで日本拳法をしていた前田は、全国優勝10回の実績を残し「元々はプロボクサーになりたかった。会長の誘いもあり縁を感じたので」と昨年ジムに入門した。
同じく日本拳法からボクシングに転向し活躍しているIBF世界スーパーフェザー級4位の尾川堅一(帝拳)とは、尾川の日本タイトル初挑戦の時に自ら声をかけて以来親交があるという。前田は、「(日本拳法は)ボクシングと比べて間合いが遠いので一瞬の踏み込みを活かして戦っていきたい」と抱負を口にした。
右:神崎が2連勝
第4試合ではフライ級4回戦、星野駿也(エディタウンゼント)と神崎靖浩(倉敷守安)が対戦。神崎がキレのある左フックでダウンを先取すると、立ち上がってきた星野に襲い掛かりレフェリーストップに持ち込んだ。
神崎靖浩(倉敷守安)
鮮やかなTKO勝ちを収めた神崎は、「今日は体が重くてジャブも良くなかったので足を止めて打ち合ったらタイミングよく入った。左フックはスパーリングの時から調子が良かった」と満面の笑みを浮かべた。
決勝ではサウスポーの森青葉(泉北)と対戦する神崎は、「サウスポーはアマ時代から得意なので次も勝ちます」と拳を握った。
決勝ではサウスポーの森青葉(泉北)と対戦する神崎は、「サウスポーはアマ時代から得意なので次も勝ちます」と拳を握った。
三浦勇弥(ハラダ)
スーパーフライ級 4回戦では三浦勇弥(ハラダ)と長尾太我(真正)が拳を交えた。初回から激しい打撃戦を繰り広げると、三浦が左フックでダウンを演出。立て続けにダウンを追加しTKO勝ちを飾った。
約1年3ヶ月ぶりの試合を勝利した三浦は、「序盤からポイントを獲りに行こうとガンガン攻めたら、タイミングよく右が入った。ダウンを奪ったのは初めてだったので、気持ちを落ち着かせようと心掛けた」と声を弾ませると、「今回が最後の新人王戦のつもりなので絶対に獲りたい」と2度目の新人王挑戦で頂点を目指す。
約1年3ヶ月ぶりの試合を勝利した三浦は、「序盤からポイントを獲りに行こうとガンガン攻めたら、タイミングよく右が入った。ダウンを奪ったのは初めてだったので、気持ちを落ち着かせようと心掛けた」と声を弾ませると、「今回が最後の新人王戦のつもりなので絶対に獲りたい」と2度目の新人王挑戦で頂点を目指す。