[ニュース]2019.7.7
井上尚弥、七夕の誓いは
ランナーをハイタッチで送り出す井上
WBA(世界ボクシング協会)・IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が7日、横浜・赤レンガ倉庫で行われた、横浜の街を駆け抜けるランニングイベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT RUN 2019」のスターターとして参加し、盛り上げに一役買った。
このイベントは、プロ野球・横浜DeNAベイスターズが毎年開催する「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」の新企画で、地元・神奈川出身の井上と横浜の街をともに盛り上げたいという球団の思いが合致し、井上がアンバサダーに就任することになった。
このイベントは、プロ野球・横浜DeNAベイスターズが毎年開催する「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」の新企画で、地元・神奈川出身の井上と横浜の街をともに盛り上げたいという球団の思いが合致し、井上がアンバサダーに就任することになった。
6、7日の二日間でウォーキングを含め4700名が参加した
七夕のこの日はあいにくの天候だったが、井上は一般応募のランナーとお揃いのスペシャルユニフォームを着て登場。20分置きに3回のスターターを務め、ランナーたちをハイタッチで送り出した。自身も試合前には横浜のジム近くでホテル暮らしをし、みなとみらいや中華街のあたりを走るという井上は、イベント終了後の囲み取材で「走る人たちの気持ちが分かる。ワクワク感が伝わった」と感想を語った。
あいにくの雨にもランナーは走り終えた喜びに浸った
また、年内に5階級制覇王者ノニト・ドネア(米/比)とのWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)バンタム級決勝を控える井上は、用意された短冊に「WBSS優勝」と願いを書き込み、「最大限のパフォーマンスを出せるよう練習していくだけ。ボクシング界を盛り上げるためにも優勝が必要」と決意した。
WBSS優勝あるのみ!
日本時間7日は、カザフスタンでWBC(世界ボクシング評議会)バンタム級タイトルマッチが行われ、正規王者ナルディーヌ・ウバーリ(フランス)が、同級15位アーサー・ビラヌエバ(フィリピン)を6回終了TKOで下し初防衛戦に成功。ウバーリは井上の弟で暫定王者の拓真(23)との統一戦が義務づけられるが、試合後に「すべてのベルトがほしい」とWBSS優勝者との対戦を希望。これに井上はツイッターで「対戦の必要はない。WBCには井上拓真が君臨している」と触れ、改めて「そのままの意味。タイミングがあえば久しぶりに拓真と一緒の興行を行い、兄弟でバンタム級をまとめたい」と4団体制覇にも意欲を見せた。