[試合後談話]2019.7.1
セミファイナルは衝撃KO決着
右:溜田の右フックがヒット
日本フェザー級14位の溜田剛士(25=大橋)と日本スーパーバンタム級15位のテイル渥美(26=渥美)が1日に後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル」のセミファイナル、フェザー級8回戦で対戦。序盤からスリリングな攻防を見せた。
溜田がKO勝ち
溜田が距離を詰めて強烈な右フックから先制攻撃を仕掛けると、右カウンターを決めてダウンを先取。立ち上がってきたテイルに右を合わせてダウンを追加した。これで早くも主導権を握った溜田は2回、開始早々に連打で倒すとロープ際でパンチをまとめ試合を終わらせた。
自分の良さを出すことができた
再起後2連勝を飾った溜田は、「移籍した大橋ジムはアマ出身のすごい選手が周りにたくさんいて、その良いところを吸収しようとしていた。でも、そこにとらわれすぎて自分らしさを見失っていたところがあったので、自分らしく叩いて倒すボクシングをやろうと吹っ切れた」と笑顔でコメント。「今日は最初から積極的に攻めていこうと思っていた。コンディションも良かったし、早い段階からジャブが当たっていたので、そこからチャンスに一気に決めにいきました」と会心の勝利に大粒の汗を拭った。
相手はパワーがあった
一方、実力を発揮できずに敗れたテイルは、「自分のボクシングをしたかったが、緊張していて足が止まったところにパンチをもらってしまった」と言葉少なに試合を振り返った。