[試合後談話]2019.6.25
激闘! 日韓親善試合
左:小林が先制攻撃
「DANGAN日韓親善試合」が25日に後楽園ホールで行われ、全4試合で熱戦が繰り広げられた。メインイベントではスーパーライト級6回戦で小林孝彦(23=TEAM10COUNT)とチャ・ジョンハン(18=韓国)が激突し、初回からサウスポーのチャと小林の強打が交錯しスリリングな展開を繰り広げた。
小林が劇的勝利
2回、小林は得意の左フックを決めるとラウンド終了間際に左フックで倒した。左ストレートを返し闘志を燃やしたチャだが、4回に左フックから連打で防戦一方になったところでレフェリーが割って入った。
さらに上を目指す
KO勝ちでメインを締めた小林は、「初回にカウンターを入れたが、目の色を変えず踏み込んできて強さを感じた。勝ってコーナーに上って見える景色は最高ですね」と声を弾ませた。日本ランク入りを目指す小林は、「7月の近藤明広選手と平岡アンディ選手の試合に興味がある」と語った。
左:友松が死闘を制した
セミファイナルではアマチュア16年全日本選手権ライトヘビー級優勝の友松藍(24=ワタナベ)がイ・サングン(35=韓国)と71.0kg契約6回戦で対戦。初回から友松がプレスをかけて左ボディを決めると積極的な攻撃を仕掛けた。その後は激しいパンチの応酬でこの日一番の盛り上がりを見せる。4回、友松は左ボディで動きを止めると右をフォローし、ついにダウンを先取。6回、友松は左フックでチャンスを掴むが、イも驚異の粘りを見せて試合終了のゴングを聞いた。
ダメージの少ない試合をしていく
デビュー戦を勝利した友松は、「10オンスのグローブでの試合は気を抜いたら効くが、手応えのあるパンチもあり楽しかった。倒しきれなくて悔しいが接戦を勝ち抜いたのは大きな財産になる」と笑みを浮かべた。今後はスーパーウェルター級を主戦場にしてきたいと語った友松は、「まだ大きなことは言えない。一戦一戦勝ち続けていきたい」と飛躍を誓った。
内藤未来
内藤未来(27=E&Jカシアス)はライト級6回戦でイ・ドジン(18=韓国)と拳を交えた。サウスポー同士の一戦は内藤がジャブで距離を作りながら右ボディを好打。3回、イが思い切りの良い左ストレートを決めるが、内藤は負けじとワンツー、右ボディで後退させた。4回も強弱をつけたコンビネーションで着実にダメージを与えると、最後までペースを渡さなかった。
3連勝した内藤だが、「八重樫東さんとの走り込み合宿の成果が出ていると感じたが、お客さんに良いところを見せようと欲が出てしまい、力が入りすぎてしまった。途中から集中しきれていなかった」と快勝にも浮かない表情を見せ、反省の言葉を並べた。
3連勝した内藤だが、「八重樫東さんとの走り込み合宿の成果が出ていると感じたが、お客さんに良いところを見せようと欲が出てしまい、力が入りすぎてしまった。途中から集中しきれていなかった」と快勝にも浮かない表情を見せ、反省の言葉を並べた。