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[前日計量]2019.6.24

アマエリートと叩き上げが激突

左:日向野 右:千本
 日本女子ミニマム級タイトルマッチの前日計量が24日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の日向野知恵(34=スパイダー根本)と挑戦者の千本端規(25=ワタナベ)が会場に姿を現した。試合は明日の25日に後楽園ホールで開催される「DANGAN日韓親善試合」に組み込まれている。
打ち合って勝つ!
 先に秤に乗った日向野は200gアンダーの47.4kgでパスした。2月に王座に就き、これが初防衛戦の日向野は、「熱い気持ちは保ちつつ、パンチをもらわないように戦いたい。千本選手のアマチュアのキャリアは警戒するが、気持ちでは負けない。しつこいボクシングで何がなんでも勝つ」と王座防衛に闘志を燃やした。さらに横に並んだ千本を見て、「自信に満ち溢れていたが、そうはさせない。そんなに簡単にはいかないところを見せる」と必勝を誓った。
打ち合いは苦手ではない
 一方の千本は100gアンダーの47.5kgを測定。勝てば日本&OPBF女子アトム級王者の松田恵里(TEAM10COUNT)に並ぶ2戦目でのタイトル獲得となる千本は、「こういうチャンスはめったに来ないので必ず掴み取る」と話すと、「相手はタフでどんどん前に出てくるが、逆に言えばそれしかできない。倒すコツはタイミングとキレなのでパンチを点で当てていく。自分のベストを出せれば負ける相手ではない」と自信たっぷりに言い放った。
 WBO女子世界ミニマム級王者の佐伯霞(真正)とは同じ高校で2学年下の後輩。高校卒業後には2回対戦しして1勝1敗だったと明かした。試合前に佐伯に激励の連絡を受けたという千本は、ベルトを獲って同じ階級の佐伯を追いかける。