[東京五輪]2019.6.23
激闘連発でいよいよ最終週へ!
金子虎旦は初黒星から劇的復活
6月22日、東京・水道橋の後楽園ホールでは『第72回関東大学ボクシングリーグ戦』の第4週が行われた。午前9時半から先にスタートした4部トーナメントの決勝では、2階級を制した國學院大学が優勝を決め、3部最下位校との入れ替え戦への出場権を得た。 3部トーナメントの決勝戦も含まれる最終週は、7月13日に同じ会場で行われる。1部リーグで優勝を争う3校では日大が【4勝0敗・勝点25・RSC等5】、東洋大が【3勝1敗・勝点24・RSC等4】、東農大が【3勝1敗・勝点19・RSC等2】。
トーナメントは今季で第54回
女子トーナメントはフライ級のみ決勝の残していた最終週まで、日本体育大学と日本大学が得点で並んでいたが、最終週、前者は世界選手権の代表選考会を控えている木下鈴花(日本体育大学)に代えて宮本芽依(同)を出し、坂下莉衣(拓殖大学)にポイント勝ち。日体大が女子トーナメント・初代優勝校となった。
村橋薫氏が新監督となった法大が首位
2部リーグでは慶應義塾大学が立教大学に5対2、平成国際大学は専修大学に4対3、法政大学は日本体育大学に4対3で勝利した。
エリート今永を伏兵完山がまた破った
東洋大学は、フライ級の無冠のルーキー、政所椋(東洋大)と元・高校2冠の小川達也(駒大)の試合を制すなどで、苦手意識の強い駒澤大学に5対4で勝利した。今季、進境の著しかった今永虎雅(東洋大)は、昨年と同様、完山隼輔(駒大)に僅差で敗れた。
最終ミドル級で逆転した東農大
東京農業大学はレギュラー陣に複数のケガ人を出し、これまで控えにいた選手たちで中央大学に苦戦。ライトウェルター級で先にリーチをかけたのも全敗中の中大だったが、最後の2階級を宇佐美正パトリック、野上昴生のルーキーコンビで制して切り抜け、最終週で長年のライバル、日大に勝利を狙う。
両者が2度ずつダウンした柴田対湯田
日大は拓殖大学に勝って全勝をキープ。今季負け越してる拓大も金子虎旦(日大)対村上治樹(拓大)のライト級1戦、湯田凱斗(日大)対柴田尊文(拓大)のライトウェルター級戦などのスリリングな試合で善戦した。