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[ニュース]2019.6.21

JBCとJPBAが共同宣言

 日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は21日、商業性のみを追求した「ボクシング」を冠した非ボクシングイベントについて、共同宣言を発表した。
宣言

 ボクシングは最古のオリンピック種目の一つであり、また他の単なるショービジネス的競技とは一線を画して、長い歴史の中でスポーツとして認知されてきたプロ競技でもある。
 我々各団体はこれまで、ボクシングがそうした競技スポーツであるという自負を持って、世界諸団体とも協働しながら、安全性重視の姿勢等に基づき、公平・公正なルールを策定し、その運営に務めてきた。
 しかるに、近時「ボクシング」、「ボクシングルール」などの名の下、商業性のみを追求する一方、安全性を軽視し、公平・公正とは言い難い運営をするイベント、企画等(非ボクシングイベント等)が散見される。これらは、競技スポーツとしてのボクシングに長年にわたり寄与し、発展させてきた我々各団体の努力を踏みにじるものであり、看過できるものではない。また、安全性、健康管理上も極めて重大な危惧がある。スポーツ文化を守り、ボクシングの健全な発展を改めて期するため、我々は下記の通り宣言する。



1.非ボクシングイベント等には関与、協力しない。

2.非ボクシングイベント等の不当性を、今後も世論に訴え続ける。

3.非ボクシングイベント等に参加した格闘技選手等が、我々各団体が定める手続きを経た上で、競技スポーツとしてのボクシングに参加することについては、門戸を開放し、これを歓迎する。

以上

2019年6月21日

一般財団法人 日本ボクシングコミッション
日本プロボクシング協会