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[東京五輪]2019.6.20

日本の開催国枠が予定より少ない!?

予選を勝ち抜く必要性が高まった日本
 スイスのローザンヌで19日に行われたIOC(国際五輪委員会)理事会の初日、2020年東京五輪でボクシング競技における日本の開催国枠は、重量級を対象外とした男子4、女子2で承認された。これまで日本では男子5、女子2が想定されてきたが、実際は1つ少ないことになった。各大陸の予選は来年の1月から4月に予定されており、東京五輪のテーマである「男女平等」から、男子の出場者数をこれまでより20減らした186として、女子を36から100まで増やした。
崩壊危機を認めたAIBA
 これまでのボクシング界では「女子の枠を増やすために男子の枠を減らすのは、競技人口の格差から不適切」として、IOCの統一したテーマにも反発する姿勢が強かったが、その統括組織であるAIBA(国際ボクシング協会)は、今もIOCに関係を凍結させられている。この影響に関してトム・バジェッツAIBA事務局長は、先日、「五輪国際連盟であることに完全に依存していたAIBAは破産する可能性が高い」と認めるなど、もはや風前の灯となっている。先延ばしされた問題のしわ寄せは、東京五輪の閉幕後に来ることになる。