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[東京五輪]2019.6.19

女子と社会人で国民大会リハーサル

社会人にもさらに活気あふれる舞台を
 五輪(アマチュア)ボクシング界の国内王者を決める全日本選手権(エリート男子対象)は、来年度から毎年、墨田区で行われることが決まっているが、これまで全日本選手権の開催で兼ねられてきた「国民体育大会リハーサル」の役割は、今後、全日本社会人選手権と全日本女子選手権の開催が兼ねる予定だ。「全日本選手権が都内で開催されてほしい」という希望は、成松大介(自衛隊体育学校)をトップに新設されたアスリート委員会からの要望で検討されていた。
女子&社会人選手権の会場
 2020年東京五輪の開催地、両国国技館のある墨田区には五輪後も「レガシー」としてこの競技を守っていきたいという意向があり、全日本選手権に最適な開催地として同区は選ばれた。また、日本ボクシング連盟によれば「社会人選手権の活気を取り戻したい」という思いは内田貞信会長に意向も基づくもので、国体リハーサルに用いられるのは合理性が高い調整だという。かつての全日本社会人選手権は、優勝者にアジア選手権の出場権が与えられるなどして、確固たる活気を持っていたが、近年はトップクラスの選手には出場の自主規制も求められ、日頃、民間のジムに通う練習生たちのチャンスの場となっている。