[海外前日計量]2019.6.15
フューリー、再起の前日計量
ラスベガス、MGMで再起
米国・ラスベガスのMGMグランド・ガーデンで15日(日本時間16日)、元世界ヘビー級統一王者タイソン・フューリー(英国)が、WBO(世界ボクシング機構)同級2位トム・シュワルツ(ドイツ)を相手に再起戦を決行。その前日計量が14日(日本時間15日)に同会場で開かれた。
フューリーvsシュワルツ
ヘビー級12回戦として行われる再起の舞台、フューリーは119.2kgをマーク。対するシュワルツはフューリーより7.9kg軽い111.3kgで秤を下りた。昨年12月にWBC(世界ボクシング評議会)同級王者デオンタイ・ワイルダー(米国)に挑戦し、試合をコントロールするも最終12ラウンドに2度のダウンを喫して絶体絶命の中、脅威の回復をみせ引き分け決着となったフューリー。その後はトップランク社と米国での試合契約を交わした。対するシュワルツはチェコ共和国出身でドイツを主戦場に戦う24戦全勝(16KO)の24歳。ジョシュアvsルイスJr戦に続くヘビー級アップセットを狙う。
ウォーリントンvsギャラード
また、英国・リーズのファースト・ダイレクト・アリーナで15日(日本時間16日)に開催される、IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級タイトルマッチの前日計量も14日(日本時間15日)に行われた。王者ジョシュ・ウォーリントン(英国)は同級リミット57.1kgを200gアンダーの56.9kgを記録、指名挑戦者1位キッド・ギャラード(英国)は100g軽い57kgでパスした。
地元リーズで2度目の防衛となるウォーリントンは、昨年5月に無敗王者リー・セルビー(英国)に2-1判定で勝利し世界王座初栄冠。同年12月に元2階級制覇王者カール・フランプトン(英国)に判定勝利で初防衛に成功した。対するギャラードはここまで26戦全勝(15KO)と無敗のままで世界初挑戦、カタール出身で英国でキャリアを進めてきた。昨年10月のIBF同級挑戦者決定戦を米国で行い、判定勝利で挑戦権を獲得した。
プロモートはウォーリントンを擁するクィーンズベリー・プロモーションズ、中継は英国でBTスポーツ、米国ではストリーミング配信サービスのESPN+で行われる。
地元リーズで2度目の防衛となるウォーリントンは、昨年5月に無敗王者リー・セルビー(英国)に2-1判定で勝利し世界王座初栄冠。同年12月に元2階級制覇王者カール・フランプトン(英国)に判定勝利で初防衛に成功した。対するギャラードはここまで26戦全勝(15KO)と無敗のままで世界初挑戦、カタール出身で英国でキャリアを進めてきた。昨年10月のIBF同級挑戦者決定戦を米国で行い、判定勝利で挑戦権を獲得した。
プロモートはウォーリントンを擁するクィーンズベリー・プロモーションズ、中継は英国でBTスポーツ、米国ではストリーミング配信サービスのESPN+で行われる。
WBSSクルーザー級準々決勝
欧州ラトビアの首都リガで同日にWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)クルーザー級シーズン準々決勝も開催、14日に前日計量が行われた。WBSSクルーザー級準決勝として行われるWBC世界同級王座決定戦&WBO同級タイトルマッチ。WBCダイヤモンド同級王者マイリス・ブリエディス(ラトビア)は同級リミットの90.7kgを1.2kgアンダーの89.5kgでクリア、対するWBO王者のクリストフ・グロワキ(ポーランド)は900g軽い89.8kgで秤を下りた。
さらにもひとつの準決勝兼IBF同級暫定王座決定戦。IBF同級3位のユニエル・ドルティコス(キューバ)、IBF1位のアンドリュー・タビチ(米国)とともに300gアンダーの90.4kgでクリア。WBSS同級1シーズン覇者で主要4団体統一王者だったオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)がヘビー級進出によりIBF王座を返上することが確実視されており、王者決定後に正規に格上げされことになりそうだ。
さらにもひとつの準決勝兼IBF同級暫定王座決定戦。IBF同級3位のユニエル・ドルティコス(キューバ)、IBF1位のアンドリュー・タビチ(米国)とともに300gアンダーの90.4kgでクリア。WBSS同級1シーズン覇者で主要4団体統一王者だったオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)がヘビー級進出によりIBF王座を返上することが確実視されており、王者決定後に正規に格上げされことになりそうだ。
WBAフライ級王者ダラキアンV3戦
ウクライナの首都キエフのパーコビー・コンベンション・センターではWBA世界フライ級タイトルマッチの前日計量が14日に行われた。王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)は同級リミット50.8kgを200gアンダーの50.6kgで合格。指名挑戦者サラウット・タワンカム(タイ)は300g軽い50.5kgでクリアした。アゼルバイジャンの首都バクー出身でウクライナでプロキャリアを進めてきたダラキアンは、3度目の防衛戦も同国で開催。対するタワンカムの唯一の敗戦は14年5月に大阪で森崎正人(アポロ)と対戦したデビュー戦のみ、その後は破竹の20連勝でトップコンテンダーまで駆け上がった。