[前日計量]2019.5.31
中谷潤人「技術を見せてKOする」
中谷が19戦目のリング
日本フライ級王者の中谷潤人(21=M.T)が31日に都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。中谷は明日の6月1日(土)に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインイベント、スーパーフライ級10回戦でフィリッピ・ルイス・クエルド(23=比国)と対戦する。
世界へ向けて準備をしていく
当初、中谷は中野ウルフ(橋口)を迎えて初防衛戦を行う予定だったが、中野が目を負傷したためタイトル戦は中止。フィリピンの新鋭とのノンタイトル戦となった。200gアンダーの51.9kgでパスした中谷は、「明日は防衛戦ではなくなったが、チャンピオンらしく戦いたい」と意気込んだ。
M.Tジムからは5人が出場、全勝を目指す
試合のテーマを問われると、「いろいろと試しながら試合を組み立てていきたい」と答え、「無駄な動きをなくして手数を出してプレッシャーをかけていく。自分はまだ一発で倒せるパンチがないので、崩して最後はしっかりKOする」とノックアウトを約束した。世界主要4団体でランク入りしている中谷は、世界へ向けて存在感を示す試合を目指す。
初来日のクエルド
これが初来日のクエルドはスーパーフライ級リミットを200g下回る51.9kgでクリア。中谷の映像はまったく見ていないというクエルドは、「クリーンなファイトを心掛けて明日は必ず勝つ」と静かに闘志を燃やした。
右:豊嶋は韓国の強豪と激突
日本ウェルター級7位の豊嶋亮太(23=帝拳)はウェルター級8回戦で韓国スーパーライト級王者でWBOアジアパシフィック・スーパーライト級12位のウォン・ウーミン(34)と激突する。豊嶋はウェルター級リミットの66.6kgを200gアンダー、ウォンは700gアンダーでパスした。
これまで対日本人とは3戦全勝(3KO)のウォンを迎え撃つ豊嶋は、「良い選手だが負ける気はしない。強い相手でモチベーションが上がる」と気合いの表情。同門の永野祐樹(29)が4月に日本王座を獲得し、チャンピオンカーニバルMVPに輝いた。同じ階級で切磋琢磨してきた豊嶋は、「先輩の姿は刺激になる。明日は力まず戦って、帝拳ジムには豊嶋もいることをアピールしたい」と気を吐いた。
これまで対日本人とは3戦全勝(3KO)のウォンを迎え撃つ豊嶋は、「良い選手だが負ける気はしない。強い相手でモチベーションが上がる」と気合いの表情。同門の永野祐樹(29)が4月に日本王座を獲得し、チャンピオンカーニバルMVPに輝いた。同じ階級で切磋琢磨してきた豊嶋は、「先輩の姿は刺激になる。明日は力まず戦って、帝拳ジムには豊嶋もいることをアピールしたい」と気を吐いた。