[東京五輪]2019.5.24
「高山勝成対アマの帝王」は岐阜で実現か
坪井智也(自衛隊体育学校)
「アマ転向」が成立している元プロWBA、WBC、IBF、WBO世界ミニマム級王者の高山勝成(名古屋産業大)が、2020年東京五輪を目指すために不可欠なのは、今年、 11月に鹿児島の阿久根総合運動公園総合体育館で行われる全日本選手権での上位進出。そのためには、8月31日と9月1日に岐阜工業高校で行われる東海地区のブロック予選を通過しなければならないが、この予選では同選手権を4連覇した「ライトフライ級の帝王」、坪井智也(自衛隊体育学校)が立ちはだかる可能性もある。
田中亮明(中京高校・教員)
全日本選手権には北海道、東北、北信越、関東、東海、近畿、中国、四国、九州のブロック予選を勝ち抜いた選手の出場枠以外に、日本ボクシング連盟による推薦枠があり、おととしまで全日本選手権の全勝王者だった坪井は、毎年、後者の枠から出場してきた。しかし昨年、五輪の実施階級を意識して、フライ級に移った結果、準決勝で田中亮明(中京高校・教員)にポイント負け。これで今年の坪井には予選を通過する必要性が出ている。なお、この全日本選手権では田中も決勝で柏崎刀翔(福井県スポーツ協会)に敗れているが、今月にロシアで行われた国際大会で銀メダルを獲得していることもあって、推薦される可能性は高い。
高山は愛知県、坪井は静岡県、田中は岐阜県と3者とも東海地区に所属している。田中がもし出場すれば東海ブロック予選はいつも以上に“熱いトーナメント”になるが、プロとアマの最軽量級でトップを走っていた高山と坪井の対決が実現するだけでも、注目度は抜群に高い。両選手はまず、県代表に選ばれることから求められる。
高山は愛知県、坪井は静岡県、田中は岐阜県と3者とも東海地区に所属している。田中がもし出場すれば東海ブロック予選はいつも以上に“熱いトーナメント”になるが、プロとアマの最軽量級でトップを走っていた高山と坪井の対決が実現するだけでも、注目度は抜群に高い。両選手はまず、県代表に選ばれることから求められる。