[出発会見]2019.5.23
木村翔「中国はホーム、カニサレスをぶっ倒してくる」
中国で世界戦ができる喜びを感じる
5月26日にWBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級正規王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)に挑む前WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の木村翔(青木)が23日、決戦の地、中国・江西省撫州市に向け羽田国際空港を出発した。中国で絶大な人気を誇る木村は世界王座返り咲きを目指し、集まった報道陣に「今や中国は第二、いや第一のホーム。カニサレスをぶっ倒してベルトを獲る」と気を吐いた。
現地でも食べながらしっかり汗を出す
勝てば階級を落としての2階級制覇となるが、木村は「本当に2階級制覇とか、統一戦には興味がない」と語り、減量については「今で(ライトフライ級リミットの48.9kgまで)2kgオーバーほど。今日の夜に計量しても大丈夫。順調そのもの」と万全の仕上がりを強調。羽田から上海経由で現地入りするため、乗り継ぎを含め9時間強の長旅となるが、「休息は取れるので問題はない。しんどいのは相手も一緒」と話した。
同行する有吉将之会長も王座奪取に自信
続けて試合巧者のカニサレスとの展開を問われ、「打ち合ってきても打ち勝つ自信はあるし、例え足を使ってきても、僕が追って捕まえるだけ。どんな展開でも対応できる。スタミナとパワーで劣るチャンピオンは苦しむんじゃないかな」と自信を示し、「KOを意識し、行くときはいく。そのタイミングは逃さない。この先、良い話が来るような状況にするためにも、もっと中国で有名にならないといけない。しっかり結果を残し帰ってくる」とKO奪取を誓った。