[お店紹介]2019.5.11
日本チャンピオン田村亮一の遊び場に潜入
田村が会員制カフェバーをオープン
日本スーパーバンタム級王座初防衛戦を5月18日(土)に控える田村亮一(31=JBスポーツ)は、スポーツトレーナーとして企業向けのエクササイズ講習、ダイエットアプリ「FYSTAトレーニング」でボクシングシェイプアップを担当、ほかにもファッションブランドを起ち上げるなどマルチな才能を発揮するボクサーだ。その田村が4月に地元・板橋で会員制カフェバーをオープンしたという情報を聞き取材を試みた。
ほぼ田村とスタッフの手作り
東京・板橋で育った田村は小学5年でボクシングを始め、作新学院~日本大学とアマチュアの名門校を経て2013年にプロの道へ進んだが、大学卒業後に一度は就職し、アパレル企業で営業を経験。その人脈を活かし、数年前にデザインから仕入れ、シルクスクリーン印字までを自身で行うファッションブランド「oztique(オンスティーク)」を設立した。これらのグッズは18日の初防衛戦の会場、墨田総合体育館でブースを出し販売するそうなので、気になる方はのぞいてほしい。
oztiqueブランド
今回、オープンした会員制カフェバー「YUKASHITA」は、東武東上線「大山駅」からハッピーロード大山商店街を抜け川越街道沿いに店はあるが、敢えて看板は出していないため、ビルの地下に続く入口を発見するのは難しい。それでもすでに関東甲信越放送のNHK番組「おはよう日本」に取り上げられ、客足は伸びている。
壁にはボルダリング サンドバッグも吊るされている
階段を下り扉を開くと、そこには芝生と滝、壁にはボルダリング、暖炉ありのキャンプ場? 秘密基地?と思わせる手作り感満載のアウトドア空間があった。ここでマネージャーを務める田村は、昼間はミットを持ちボクシング教室、夜のバータイムにはカウンターに立ち、客の希望があればシルクスクリーンの実演、ちょっとしたボクシング指導も行う。「横のつながりを大切にしたかったので、会員制を取っています。田村亮一のフェイスブックのリアル版ですよ。どんどん輪が広がるのが楽しいですね」。
人との繋がりを大切にしたい
なかなか現役選手のする発想ではないが、田村はボクシングを辞めた後のセカンドキャリアとして今やるから意味があると話す。ファッションブランド、ボクシング講師、カフェバーの経営と、すべてはボクシングが中心になって動いているが、その中で練習時間も確保しなければならず、さすがに忙しすぎるのではと思いきや、「いやいや、好きなことをやっているので楽しいですよ」と即答した。「逆に現役中にこれだけのことをやっているので、忙しさを理由にボクシングで負けられないんです」。
これが入口 見つけるのは困難!?
田村がこの店で客に勧める「遊びのボクシング」がある。汗をかくほどまでにハードではなく、軽くミット打ち、サンドバッグを体験する程度のものだが、この敷居の低さが受け、仕事帰りに立ち寄り軽く運動をしてから飲んで帰る客も多いそうだ。 紹介制の店だが、この記事を見たと伝えれば5月31日までは入会金無料で入店可能。プロボクサーの来店も多く、今後はファンと選手が繋がる場ともなりそうだ。
■YUKASHITA
東京都板橋区大山町23-5-B1
東武東上線,大山駅より徒歩5分
営業時間/10:00~24:00 ※休憩あり
定休日/日曜・祝
http://yukashita-b1.com