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[発表会見]2019.4.25

京口紘人 初防衛戦は無敗対決!

KOにこだわっていく
 WBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(25=ワタナベ)の初防衛戦が決定。25日に都内で会見が開かれ、6月19日(水)に千葉・幕張メッセイベントホールで同級12位タナワット・ナコーン(26=タイ)を迎えると発表された。この試合は動画配信サービス「Paravi」で完全ライブ配信される。
 同イベントでは、世界3階級制覇王者でWBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級2位の井岡一翔(30=Reason大貴)がWBO同級1位のアストン・パリクテ(28=比)とWBO王座決定戦を、OPBF東洋太平洋女子バンタム級、日本女子同級王者の吉田実代(31=EBISU K's BOX)がWBO女子アジアパシフィック・フライ級王者ケーシー・モートン(35=米)と空位のWBO(世界ボクシング機構)女子スーパーフライ級王座を争うことがすでに発表されている。
25日に行われた会見
 昨年大晦日にマカオでスーパー王者のヘッキー・ブドラー(南ア)を10回終了TKOで仕留め、IBFミニマム級に続く2階級制覇を達成した京口は、「(左フックで仕留めた)ブドラー戦で評価は上がったと思うが、それ以上の内容でさらに評価を上げたい」と意気込んだ。
年3回防衛戦を行いたいと渡辺均会長
 ナコーンはムエタイで200戦170戦以上の戦績をマークし、世界王者にまで輝いたサウスポー。2017年にボクシングへ転向し、これまでWBCアジア・ミニマム級王座、OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座を獲得。11戦全勝(5KO)で世界に初挑戦する。
この試合をクリアし統一戦を目指す
 この無敗の挑戦者を迎えることに京口は「ムエタイ出身だけあってクリンチ際の技術とフィジカルに長けている。ペースを乱されないように気をつけたい」と警戒し、その上で「しっかりと打ち合って力の差を見せつけたい。自分も生ぬるいキャリアは歩んでいない」と自信を示した。
サウスポーに苦手意識はない
 京口はフィジカル強化を目的とし、祝勝会で知り合った歌手の長渕剛さんの息子でサーファーのWA航RUさんと週に一度プールトレーニングに励んでいる。「可動域を広げ、心肺機能を強化しているので、次の試合で成果を出せれば」。さらにゴールデンウィーク明けから一週間の予定でフィリピンでスパーリング合宿を行うと明かし「しっかりとスイッチを入れてくる」と気合を入れた。