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[世界戦発表会見]2019.4.19

久保隼「自分はボクシングしかできない」

久保隼(真正)
 元WBA世界スーパーバンタム級王者の久保隼(真正)が19日、神戸市内のホテルで次戦の発表会見を行った。4月12日(金)に中国・北京ですでに次戦の世界挑戦を発表している久保だが、この日改めて意気込みを語った。試合は5月26日(日)、中国・江西省、撫州市内でWBA世界フェザー級王者のシュー・ツァンの初防衛戦で拳を交える。
 
山下正人会長
 会見で山下正人真正ジム会長は「5月19日の小西伶弥の世界戦に続いて5月26日、久保の世界戦が決まりました。前回の防衛戦で実は減量がきつく、試合中に足がつったりしていました。階級を上げて、ベストな状態で、試合に臨めると思います。勝ちにこだわった試合をして、今後は小西とダブルで世界戦をしたいと思います」と意気込んだ。
 
左:久保隼
 続いて久保は「昨年1年間は目の怪我でボクシングを離れていました。それから今年の3月に手術をして今は万全です。練習は始まったばかりですが、いつも通りやることをやっている感じです」と、昨年の怪我を告白した。怪我は昨年10月にスパーリング中に右目を負傷、眼筋麻痺と診断され半年の経過観察も含め様子を見たが手術に踏み切り成功した。
 
怪我明けにも不安はない
 対戦相手のシューについては「地元開催で勝たなければならないと気負っていると思います。最後は気持ちの勝負になると思っています」と分析。初のアウェイでの戦いについては「どこでやるのもリングの上は変わらないですから問題ないです」と語った。最後に「自分はボクシングしかできませんし、今度の試合でも、自分のためにも、周りの応援してくれている方のためにも勝ちにいきます」と静かに闘志を燃やした。