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[試合後談話]2019.4.14

元世界女王同士の白熱した熱戦in京都

黒木優子と池山直
    日本女子最高齢ボクサーで元WBO世界王者の池山直(フュチュール)と元WBC世界王者の黒木優子(Y u KO)が14日、京都市内で開催された「TO THE FUTURE.25」のセミファイナルで激突。アトム級8回戦で拳を合わせた両者は、世界戦線復帰を目指し白熱した打ち合いを演じた。
決着つかず
    試合は両者の持ち味が出たが決定的な場面は生まれることはなくドロー判定。サウスポーの黒木はジャブを的確に当てプレスをかけた。一方、池山は低い姿勢で踏み込むと右のオーバーハンドを振るう。元世界王者同士の打ち合いは一進一退の攻防を繰り広げたが、決定的な場面は生まれず。再起をかけた両者の戦いは判定(1-1)でドローとなった。
右;黒木優子
    黒木は「見てもらった通りです。中盤からアッパーが当たったけど、それをつなげることができませんでした。倒せるように練習していきます」とコメント。
 
勝てなかったと池山
    一方、池山は「勝てませんでしたね。自分のプレスはある程度できていたと思うのですが、それ以上に手が出ませんでした。反応やパンチに多少の遅れは感じます。今後のことは周りの方々と相談して決めたいと思います」と進退について明言を避けた。