3月度MVPは難敵制した三代大訓
東日本ボクシング協会は8日、都内で月間賞選考委員会を開き、3月度の月間最優秀賞選手にOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者の三代大訓(みしろひろのり=ワタナベ)を選出した。三代は3月27日に後楽園ホールで行われたタイトル戦で、元WBOアジアパシフィック同級王者でOPBF同級4位の渡邉卓也(青木)との技術戦を制し、最大6ポイント差の判定勝ちで2度目の防衛をはたした。
敢闘賞は日本ミドル級1位の加藤収二(中野サイトウ)が選出。加藤は3月2日の日本王座戦で昨年度のチャンピオンカーニバルMVP、10戦全勝10KOと絶対的な強さを誇る王者の竹迫司登(ワールドスポーツ)に挑みフルラウンドの激闘を繰り広げた。判定の結果惜しくも引き分けとなったが、戦前の予想を覆す好ファイトが評価され、敢闘賞2度目の受賞となった。
また、新鋭賞には鈴木菜々江(シュウ)とのOPBF・日本女子アトム級王座統一戦を制した松田恵里(TEAM10COUNT)が選ばれた。プロ2戦目でOPBF王座獲得、3戦目で王座統一をはたした松田には、国内最速となる4戦目での世界タイトル獲得も期待されるが、当面は防衛ロードを歩む意向だ。
2019.3月度月間賞(4/8選考)
■月間最優秀選手賞
OPBF・Sフェザー級王者
三代 大訓(ワタナベ)
対象試合:3/27 後楽園ホール
OPBF・Sフェザー級タイトルマッチ
判定勝ち
対戦相手:同級4位
渡邉 卓也(青木)
■月間敢闘賞
日本ミドル級1位
加藤 収二(中野サイトウ)
対象試合:3/2 後楽園ホール
CC日本ミドル級タイトルマッチ
判定引き分け
対戦相手:日本同級王者
竹迫 司登(ワールドスポーツ)
■月間新鋭賞
OPBF・日本女子アトム級統一王者
松田 恵里(TEAM10COUNT)
対象試合:3/13
OPBF・日本女子アトム級統一戦
判定勝ち
対戦相手:前日本同級王者
鈴木 菜々江(シュウ)
■表彰式:2019.5/15 後楽園ホール「東日本新人王予選」