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[試合後談話]2019.4.5

辰吉寿以輝のプロ11戦目は衝撃の結末

松浦大地と辰吉寿以輝
    大阪帝拳ジムが期待をかける辰吉寿以輝(22)が5日、大阪市内のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「ドラマチックボクシング.79」のメインイベントで関東の松浦大地(ワタナベ)を迎えて56.5kg契約8回戦に臨んだ。
 
成長を見せた辰吉
   辰吉が成長を見せ圧巻のTKO劇。開始から積極的にワンツーで先制した松浦に対して、辰吉は冷静に松浦の動きを見極めると、接近して左フックを一閃、松浦がダウン。立ち上がった松浦にラッシュを仕掛けた辰吉は2度のダウンを追加しレフェリーストップを呼び込んだ。
1ラウンドKOは親父もない
   辰吉は、「今日は左も出せたし、良い感じで終わることができた」と試合を振り返ると「親父も1ラウンドKOはないのでね」と父越えに会心の笑顔を見せた。最後に「ダメージもないのでちょっと休んで、また決まった試合を頑張ります」と大粒の汗を拭った。
 
吉井寛会長
   吉井寛会長は「成長を見せてくれたね。今日は100点満点、でも、まだまだ120点まであるから」と満足しながらもさらなる成長に期待。「相手さんのあることやから、どうにも答えられないけど、年内にあと2戦、できたら上位のランカーと対戦したいね」と語った。
 
右:辰吉丈一郎氏
  辰吉の父で元WBC世界バンタム級王者の丈一郎氏は「この短いラウンドでははかれへんな。もっとキャリアを積んでいって上を目指してほしい。この段階でタイトルとか言ってる場合じゃないな」と相変わらずの辛口コメントで終始した。
アトントレーナー
   アリチュエル・アトントレーナーは「まだまだ成長できる。今日は早く終わって試したいことは出せなかったけど、上の選手とやったらもっと出せる」と自信を見せた。