ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2019.3.31

刈谷でランキングをかけたフライ級の激戦

冨田真と村上勝也
 日本フライ級13位の冨田真(HEIWA)が31日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「SPLENDID BOXING」のメインイベントでランキング入りを目指す村上勝也(薬師寺)を迎えてフライ級8回戦に臨んだ。開始からリング中央での打ち合いを演じた両者、会場は両陣営の大声援に包まれた。
 
距離を掌握した村上の勝利
 怪我から1年半ぶりの復帰となった村上が、手数と距離を支配して勝利を収めた。開始からジャブを的確に当てペースを作る村上に対して、サウスポーの冨田は上体を振って接近したが単発に終わった。最終ラウンドまで噛み合うことのなかった両者だが、1年半ぶりとは思えぬ軽快な動きを見せた村上が復帰戦を判定勝利で飾った。
これからも頑張ると村上
 試合後、村上は「正直、久しぶりのリングだったので、どうなるか不安でした。冨田選手とはずっとスパーリングでも手を合わせているので複雑な気持ちもありますが、勝てて良かったです。1年半ぶりの試合だったので皆さんに忘れられていないか不安でしたけど、たくさん声援をもらってうれしかったです。これからも頑張るので応援よろしくお願いします」と笑顔を見せた。
薬師寺保栄会長
 薬師寺保栄会長は「まあ、ブランクもあったしね。このやりにくい相手に勝利したのは良かった。まあ、倒してくれたらよかったけどね」とさらなる成長に期待した。