[海外前日計量]2019.3.30
海外前日計量
米国世界戦
米国で開催される世界戦の前日計量が30日(日本時間31日)各地で行われ、選手たちが計量に臨んだ。米国・フィラデルフィアの2300アリーナではWBC(世界ボクシング評議会)ライトヘビー級タイトルマッチ、王者オレクサンドル・グウォジク(ウクライナ)vs挑戦者8位ドゥドゥ・ヌグンブ(フランス)戦。カリフォルニア州インディオにあるファンタジー・スプリングス・カジノでは、WBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級タイトルマッチ。王者アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)vs元WBC同級王者ガ二ガン・ロペス(メキシコ)の、日本で世界戦を戦ったことのある両者がそれぞれ登場した。
WBC世界ライトヘビー級タイトルマッチ
ロンドン五輪で銅メダルを獲得したグウォジクは、ライトヘビー級リミットの79.3kgを100gアンダーの79.2kgでパス。対する世界初挑戦のヌグンブは300g軽い79.0kgでクリアした。ゴズディックは昨年12月に敵地カナダで、自身の持つWBCライトヘビー級暫定王座とアドニス・スティーブンソン(カナダ)が9度防衛してきた正規王座のベルト統一をかけて戦い、11回TKO勝利したのが直近の試合。ヌグンブは14年にアンドレ・ファンファラ(ポーランド)に敗れて以来、2度目の米国での試合となった。明日は小原佳太(三迫)のIBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級挑戦者決定戦のメインとして行われる。
WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者アコスタはライトフライ級リミットの48.9kgで合格、挑戦者の同級7位のロペスは200g少ない48.7kgでパスした。アコスタはこれが3度目の防衛戦。17年5月に当時ライトフライ級王者だった田中恒成(畑中)に敗れるもその後、田中が返上したベルトを同年12月に決定戦で初栄冠。2連続KO防衛中と勢いに乗っている。挑戦者ロペスは昨年5月にWBC同級王者の拳四朗(BMB)に2回KO負けで返り討ちとなった後、11月に判定勝利で再起に成功し再び世界王座を狙う。試合はGBP(ゴールデン・ボーイ・ポロモーションズ)がプロモート、ストリーム配信サービスのDAZNが中継を行う。