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[ニュース]2019.3.30

森武蔵が熊本の仮設住宅へ訪問

薬師寺保栄会長と訪問
 WBOアジアパシフィック・フェザー級王者の森武蔵(薬師寺)が4月14日(日)、地元・熊本県の合志市総合体育館でリチャード・プミクピック(比)を迎え初防衛戦を行う。ダイレクトリターンマッチとなったこの試合は、奇しくも3年前に熊本地震が起きた同じ日で、森は「少しでも力に」と30日に益城町木山仮設住宅を訪れ、試合のチケットを届けた。
初の防衛戦が凱旋試合
 中学を卒業してすぐに熊本を離れたものの、頻繁に故郷にも帰っていたという森は、震災はニュースで知りショックを受けたという。「当時は何もできなかったが、今は一人のボクサーとして、熊本県人としてリングで皆さんの力になりたい。頑張りますのでよろしくお願いします」と集まった住人に熱い意思を語った。
KOを見せたい
 また、凱旋試合となった初の防衛戦に向け「ボクシングを始めてからずっと地元で試合が出来ればと思っていた。試合へのプレッシャーはあまりないです、今回はKOを狙うつもりです」と力強くコメント。
少しでも勇気づけたい
 同行した薬師寺保栄会長も「武蔵が中学生の時に熊本で出会った。以前から熊本で試合がやりたいと話していて、試合当日は震災からちょうど3年、もし良かったら皆さんに見に来て頂いて、勇気づける事になれればと思います」と挨拶した。
試合まであと2週間
 試合会場の合志市総合体育館は、4000人ものキャパを誇る大型施設だが、既にチケットは完売状態。当日はメインのアンダーカードにも九州出身のホープが揃う。ボクシングファンならずとも要チェックの日となりそうだ。