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[前日計量]2019.3.29

木村翔の相手が計量オーバー

ウィチャーが計量失格
 前WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の木村翔(30=青木)が29日、中国・上海ソフィテルホテルで前日計量に臨んだ。木村は明日30日に行われる日中戦の中国側のゲストとして招かれ、ウィチャー・プライカオ(37=タイ)と空位のOPBF東洋太平洋同級シルバー王座を争う。
 さらに、WBA(世界ボクシング協会)アジア・スーパーライト級王者のバイシャンボ・ナスイウラ(24=中国)に挑戦する日本同級2位の今野裕介(29=角海老宝石)、WBO世界フライ級13位のウラン・トロハツ(25=中国)とWBAインターナショナル王座を争う日本同級11位の山内涼太(24=角海老宝石)も会場に姿を現した。
昨年9月の世界戦以来の再起戦
 木村はリミットちょうどの50.8kgでパスしたが、ウィチャーは1.2kgオーバーの52.0kgを計測。再計量を断念し失格となった。ウィチャーには当日計量で56.0kgの制限が課され、木村が勝てば王座獲得、負ければ空位となる変則タイトルマッチとなった。
左:山内 右:今野
 今野はリミットちょうどの63.5kg、ナスイウラは200gアンダーの63.3kgを計測した。ベルトと世界ランクを狙う今野は、「横に並んでみて思っていたよりプレッシャーを感じなかった。敵地なので自分からプレスをかけて倒したい」と強豪相手にKO宣言した。 
 山内は50gアンダーの50.75kg、トロハツは100gアンダーの50.7kgでクリアした。5戦目で世界ランカーと拳を交える山内は、「相手はガッチリしているなと思ったが、明日はテレビ中継があるようなので番狂わせを起こしてスターになって帰ってきます!」と気を吐いた。 
計量会場