[発表会見]2019.3.27
坂本真宏とストロング小林佑樹が復帰戦
坂本真宏とストロング小林佑樹
WBOアジアパシフィック・バンタム級14位のストロング小林佑樹(六島)とWBOアジアパシフィック・フライ級2位の坂本真宏(六島)が27日、坂本が通う大阪市立大学で次戦の発表会見を行った。両者は昨年末、相次いでタイトル戦で惜敗したが、再起戦がまたもタイトル戦となった。
4月から六島ジム代表となる武市晃輔トレーナー
会見の冒頭、新しく4月から六島ジム代表の肩書きがつく武市晃輔トレーナーから「5月26日、大阪市立大学第二体育館でWBOアジアパシフィックダブルタイトルマッチを行うことになりました。メインイベントは、大阪市立大学大学院生の坂本真宏が角海老宝石ジムの阪下優友選手と王座決定戦に出場します。昨年の大晦日、多くの方に応援していただいたのですが、惜しくも負けてしまいました。ですが、マカオでの試合で応援していただいている方々に雄姿を見ていただけなかったので、荒川哲男学長に『恩返しのつもりで体育館で復帰をしたら』と言っていただきこの試合が実現することになりました。また、昨年、東洋太平洋バンタム級王座決定戦で負けたストロング小林佑樹がWBOアジアパシフィック・バンタム級王者のベン・マナンクイル(比)に挑戦することが決まりました。こちらも、復帰戦で相手は実力者で難しい試合になると思いますが、頑張って獲ってもらいたいです」と試合の詳細を語った。
坂本真宏(六島)
復帰戦がタイトル戦となった坂本は、「昨年末に多くの方に応援いただき、世界挑戦させていただきました。また、応援していただいた方々の前で、この大阪市立大の体育館で試合をさせていただくチャンスを学長にいただきありがたく思っています。昨年末の試合が終わってちょっと気も沈んでいたのですが、前を向いて進んでいくことが応援していただいている方々への恩返しにもなると思うので次の試合に向けて頑張っていきたいと思っています」。
ストロング小林佑樹(六島)
続いて、小林は「東洋太平洋タイトル戦に負けてしまいましたが、またこうしてタイトル戦のチャンスをいただいたので、しっかり会長の気持ちに応えて、僕を信じて応戦してくれている人たちのためにも『なにがなんでも勝つんだ』という気持ちで挑みます」と気合を入れた。
中央:荒川哲男学長
最後に荒川哲男学長は「別に復帰を強要したわけではないですが、昨年末のタイトル戦も大学の体育館でという話もありましたし、ここでしっかり試合をして応援していただいた方々に恩返しじゃないけど、勇姿を見せるのも良いことだと思いました。昨年末は惜しくも負けましたが、勝負は負けることからの方が学ぶことが多い。もう一度やる気になるなら良いと思う気持ちもありました」と語った。