ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2019.3.16

中部には俺たちもいる

7戦全勝(7KO)の畑中が登場
 WBO世界フライ級タイトルマッチが行われた16日の「SOULFIGHTING」。アンダーカードにはWBCユース世界フライ級王者の畑中建人(20=畑中)、さらに前日本ユース・スーパーバンタム級王者の水野拓哉(23=松田)、アマチュア101戦82勝のキャリアを引っ提げプロ入りした竹嶋宏心(23=松田)が登場し超満員の会場を盛り上げた。
初防衛に成功した畑中
 セミファイナルでソンセン・ポーヤム(19=タイ)を迎えて初防衛戦に臨んだ畑中は、初回からフィジカルの強さで勝りワンツー、左ボディを叩きダメージを与えていくと粘るソンセンを丁寧に攻め立てポイントを加点。中盤も畑中は攻撃の手を緩めず多彩なパンチで襲い掛かった。8回、畑中は細かいパンチで攻め立て最後は怒涛の連打で試合を終わらせた
 ノックアウトで試合を決めた畑中は、「反省もあるが、長いラウンドを戦えたのは自信につながった。KOは常に意識しているので、これからはバランスを矯正してしっかりとワンツーで倒せるようにしていきたい」と勝利にも気を緩めることはなかった。
 
2回KO勝ちの水野
 水野は56.0kg契約8回戦でピチェート・チアワーナー(26=タイ)と激突。初回から水野は距離を詰めて攻め立てると左ボディを決めて先制のダウンをゲット。2回に右ストレート、左ボディで立て続けに倒しフィニッシュした。
 ダメージなく試合を終えた水野は、「勝ててホッとしている。多くの人に支えられてボクシングができることに感謝しています」と感謝の気持ちを言葉にすると、「マネージャーと相談してからになるが、今年か来年にはフェザー級のタイトルを狙っていきたい」と飛躍を誓った。
3戦全勝(3KO)の竹嶋(松田)
 また、第2試合に出場しWBO世界ユース・スーパーバンタム級王者でWBOアジアパシフィック同級13位のワン・ジアン(中国)を3回TKOで仕留めた中部のホープ竹嶋は、「最初にダウンを奪った右は自然と出た。相手はタフだなと思ったが問題なかった」と圧勝劇に涼しい顔を見せた。ランキング入りを濃厚とした竹嶋は、「フェザー級王者の森武蔵選手のタイトルをはじめ、フェザー級のベルトを総取りしたい」と拳を握った。
2人で勝ててホッとした