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[前日計量]2019.3.12

女子屈指のパワー対決!

吉田の総合力か、若狭の馬力か
 日本女子屈指のパワー対決と期待される日本女子バンタム級タイトルマッチの前日計量が12日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。この階級の日本とOPBF東洋太平洋王座を保持する吉田実代(30=EBISUK'sBOX)は100gアンダーの53.4Kg、挑戦者で日本女子同級1位の若狭与志枝(30=花形)は300g下回る53.2Kgで秤を降りた。試合は明日13日、後楽園ホールで開催される女子イベント「VICTORIVA.4」のセミファイナルに組まれている。
今年は世界を狙う
 吉田は17年10月に元OPBF女子スーパーバンタム級王者の高野人母美(協栄)と日本女子初代バンタム級王座を懸けて争い判定勝ちで戴冠。初防衛後の昨年8月にはグレテル・デパズ(比)を退け、空位のOPBF女子同級王座を獲得した。その1ヵ月後には地元・鹿児島の凱旋試合でタイ人を相手にOPBF初防衛に成功し、今回が日本王座の2度目の防衛戦となる。
 若狭とは2年前に対戦を予定していたが、若狭の病気により中止となった過去がある。2年越の対決に吉田は「良いタイミングでの対戦。パンチが強くて独特のタイミングで打ってくる選手」と6戦全勝の挑戦者を警戒しつつ、「今年世界へ行くためにも、ここでしっかりと勝って吉田は強いと思われたい。良い準備をしてきたので問題はない」と自信を示した。
緊張はしていない、やるだけ
 一方、昨年8月の挑戦者決定戦を制し挑戦権を手にした若狭は、今回が初のタイトル挑戦となるが冷静に「いつも通りにやるだけ。とにかく精一杯頑張ります」と短くコメントし、会場を後にした。