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[試合後談話]2019.2.26

重岡銀次朗がプロ2戦目

重岡(ワタナベ)の左が突き刺さる
 高校5冠のタイトルを引っ提げ、昨年9月にプロデビューしたスーパールーキーの重岡銀次朗(19=ワタナベ)が26日、後楽園ホールで開催された「ガッツファイティング」ミニマム級6回戦に出場。ギアッティポン・グムサワット(タイ)と拳を交えた。ワタナベジムが期待するサウスポー重岡はスピードを活かした攻撃で初回から攻め込んだ。
初回KO勝ち
 重岡は相手のパンチをスウェーでかわすと左ストレートをねじ込み先制のダウンを演出。立ち上がったギアッティポンを連打で倒すと最後は右フックで仕留め、初回TKO勝ちを飾った。
早く世界ランカーと戦いたい
 力の差を見せつけ勝利した重岡だが、「練習してきた上下の打ち分けは見せることができたが、スピードのある連打を見せたかった。もう少し戦いたかった」と相手の物足りなさに苦笑いを浮かべた。4月14日(日)に地元熊本県で3戦目を行う重岡は、「知り合いがたくさん見に来てくれるので試合を楽しみたい」と拳を握った。
高山が鮮やかに決めた
 第2試合ではアマチュア51戦35勝16敗の高山涼深(22=たかやますずみ/ワタナベ)がスーパーバンタム級6回戦でニラン・バオノック(27=タイ)を相手にデビュー戦を行った。初回からサウスポー高山がジャブで距離を測りながら上下にパンチを散らすと、3回に左ストレートを振り抜きダウンを先取。立ち上がったニランだったが、10カウントが数え上げられた。
これからの活躍に期待
 初陣を飾った高山は、「初めての8オンスでの試合で恐怖があったが、今日の試合でそれもなくなった。最初は緊張したが2ラウンドから緊張がほぐれた。試合前に谷口さんに試合を楽しめと言われたが、よくできたと思う」と白い歯を見せた。
 ボクシングの名門駿台学園~法政大学からプロの道に進んだ高山。元日本スーパーフェザー級、OPBF東洋太平洋フェザー・ライト級王者の渡辺雄二氏の甥である高山は、 「これからは高山涼深(たかやますずみ)として有名になりたい」と目標を掲げた。