[海外試合結果]2019.2.24
米国:ディレルvsイルディリム
WBC世界スーパーミドル級王座決定戦
米国・ミネソタ州ミネアポリスで、23日(日本時間24日)WBC(世界ボクシング評議会)スーパーミドル級王座決定戦が決行。元WBC世界同級王者でWBC1位のアンソニー・ディレル(米国)と、世界初挑戦のWBC2位アヴニ・イルディリム(トルコ)が拳を交えた。
ディレルが割れた判定を制す
ガードを上げてプレッシャーをかけるイルディリムに対して、足を使うディレルの構図でスタート。クリーンヒットでディレル、前に出るイルディリムの流れで中盤まで進んでいく。7回にはイルディリムがグローブでディレルの顔を突き上げ注意を受けたり、偶然のバッティングでディレルが左眉から出血するなど試合は荒れ模様となる。終盤も試合の流れは変わらない中、9回に再びバッティングが起こりディレルが左目を痛める。そして迎えた10回中頃にディレルの傷にドクターチェックが入り、続行不可能の判断によりレフェリーストップ。負傷判定は2-1(96-94×2、98-92)のスプリットデシジョンででディレルが勝利した。 2度目の世界タイトルを獲得したディレルは35戦33勝(24KO)1敗1分。惜しくもトルコ人初の世界王者に届かなかったイルディリムの戦績は23戦21勝(12KO)2敗となった。