[前日計量]2019.2.17
近藤明広「世界戦のつもりで戦う」
近藤と全勝のタイ人が激突
IBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級4位の近藤明広(33=一力)と6位ダオヌア・ルアワイキング(23=タイ)によるIBF世界同級挑戦者決定戦の前日計量が17日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。試合は明日18日(月)に後楽園ホールで開催される「A-SignBee」のメインイベントでゴングが鳴る。
2度目の世界戦に辿りつくか…
節目の40戦目でこのチャンスを掴んだ近藤は、勝てば17年11月に米国でセルゲイ・リピネッツ(露)に判定で敗れたIBF王座決定戦以来、2度目の世界挑戦に辿り着くことになる。リミットを200g下回る63.3kgで計量をクリアした近藤は「仕上がりはバッチリ」と笑顔を見せた。
気持ちで負けられない
相手の印象については、「もう少し大きいと思っていた。体も細いが、溜めて打つパンチと返しが速いので気をつけたい」と警戒。その上で前回の世界戦からディフェンスを強化してきたと話し、「前半は注意し、後半は僕が上回る経験とパワーでポイントを全部取りたい。もちろんチャンスがあれば倒すが、12ラウンドやるつもりでいる」。「キツい試合は覚悟しているが、気持ちの勝負なら僕が有利。世界戦のつもりで戦う」と気を引き締めた。
イケメンのタイ国ファイター
一方、これまでIBFパンパシフィック同級王座を3度防衛、14戦全勝(11KO)と無敗を誇るルアワイキングは500gアンダーの63.0kgで計量を終えると、「必ず勝ってタイに帰りたいので、皆さん応援してください。キャリアは浅いがこの試合で自信をつけて世界に挑みたい」と必勝を誓った。
左:姉の愛 右:妹の慧
また、アンダーカードで出場する一力ジム所属の椙元愛(34)、慧(32)の元ニュージーランド看護師姉妹は、バンタム級でデビューする姉の愛が53.3kg、54.5kg契約4回戦でプロ2戦目に臨む妹の慧が54.4kgで計量をパス。愛は「今まで練習してきたことが出せるよう全力で頑張る」。1年半のブランクを作った慧は「復帰を信じて待っていてくれた人のために勝つ姿を見せたい」と抱負を語った。
なお、セミに予定されていた野口将志(一力)vs中川祐(竹原&畑山)のスーパーフェザー級8回戦は、野口の脱水症状による棄権のため中止となった。
なお、セミに予定されていた野口将志(一力)vs中川祐(竹原&畑山)のスーパーフェザー級8回戦は、野口の脱水症状による棄権のため中止となった。