[試合後談話]2019.2.17
岩佐亮佑が米国で戦列復帰
セザール・フアレスと岩佐亮佑
元IBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(セレス)が日本時間17日、米国・ロサンゼルスで行われたIBF世界同級挑戦者決定戦で同級5位のセザール・フアレス(メキシコ)と拳を交えた。再び世界の舞台を目指す岩佐が開始から積極的に前に出た。
岩佐が接戦を制した
試合は、落ち着いた立ち上がりを見せた岩佐が積極的に仕掛けたが、フアレスのプレスは強く、何度かコーナーに詰められる。それでもスピードで勝る岩佐が要所でポイントアウトに成功した。すると終盤10ラウンド、フアレスのバッティングの怪我が酷く試合終了。負傷判定でジャッジ2者の支持を集めた岩佐が勝利を収め、世界挑戦の権利を手繰り寄せた。
海外で価値ある勝利を収めた岩佐
試合後、岩佐は「足を止めたのは作戦。足を使えば後ろに下がらされ余計に見栄えが悪いと思った。バッティング以外はもらっていないが、見栄えが悪いことは自分でもわかっていた。きちんと判定に反映されていて安心した。パワーが主体の選手に勝てたことは自信になった。この勝利で世界挑戦の権利を得たので、誰が相手でもどんな形でも勝利して王座に返り咲く」と海外の勝利に安堵した表情で語った。
セレス小林会長も安堵の表情