[年間表彰式]2019.2.8
2018年間MVPは文句なしでこの人!
ドームホテルで開催された2018年間表彰式
2018年の顔はやっぱりこの人! その年のボクシング界でもっとも活躍した選手を東西のボクシング記者によって選考する年間表彰式が8日に東京ドームホテルで開催され、WBA世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が満票で4年ぶり2回目の年間最優秀選手に輝いた。
5月のジェイミー・マクドネル(英)、10月のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と2戦連続の1ラウンドKO劇で世界を驚かせた3階級制覇王者の井上は、KO賞とJBC(日本ボクシングコミッション)サポーターズクラブ賞と合わせ、堂々のトリプル受賞。「自分でも納得のいく試合ができたのでうれしいし自信になる。今年もWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)準決勝、決勝と良い勝ち方をして、ボクシングにも興味がない方にも見てもらえるよう盛り上げていきたい。他のスポーツに負けられない」と抱負を語った。
5月のジェイミー・マクドネル(英)、10月のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と2戦連続の1ラウンドKO劇で世界を驚かせた3階級制覇王者の井上は、KO賞とJBC(日本ボクシングコミッション)サポーターズクラブ賞と合わせ、堂々のトリプル受賞。「自分でも納得のいく試合ができたのでうれしいし自信になる。今年もWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)準決勝、決勝と良い勝ち方をして、ボクシングにも興味がない方にも見てもらえるよう盛り上げていきたい。他のスポーツに負けられない」と抱負を語った。
井上ファミリー3人が受賞
大橋秀行会長によると、IBF王者エマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とのWBSS準決勝は、4月か5月にアメリカまたはイギリスでの開催を予定しているとのこと。今年更なる高みを目指すモンスターは、「しっかりと優勝して、ほかの日本選手がこの大会に出場できる環境を作りたい」とも話し、ボクシング界のエースとしての自覚を示した。
木村vs田中は年間最高試合
技能賞はWBO世界フライ級王者の田中恒成(畑中)。9月の挑戦でシンデレラボーイ木村翔(青木)を破り、3階級制覇を達成し、この試合が年間最高試合にも選ばれた田中は、「疲れた試合を評価してもらえて嬉しい。忘れられない、レベルアップをはたす試合になった」と喜び、3月16日に行われる元WBA・IBF世界ライトフライ級王者の田口良一(ワタナベ)を迎えての初防衛戦に向け、「また激しい試合になると思うが、日本のボクシング界を盛り上げる試合にしたい」と意気込んだ。
爽やかな笑顔で初受賞を喜んだ伊藤
殊勲賞はWBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(伴流)が受賞。昨年7月、約37年ぶりに米国で世界王座奪取の快挙を果たした伊藤は、12月末には日本で初防衛にも成功し、日本ボクシング界を牽引する選手へと成長した。「素晴らしい賞をもらえて嬉しい。昨年は人生が変わった一年だった。納得のいくスタートラインに立てたので、今年はどこまで行けるのかチャレンジしたい。来年はMVPを獲れるよう頑張ります」と白い歯を輝かせた。
世界チャンピオンが並んだ円卓
すでに海外メディアで5月にも米国でV2戦が行われると報じられ、この件について伊藤は「5月後半にアメリカでほぼ決まり。この試合をクリアすれば大きな試合に繋がる話もある。理想のスタイルがやっと見えてきたので、実績を積んでロマチェンコにまでたどり着きたい」と話し、世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との対戦を目標に掲げた。
各選手の今年さらなる活躍に期待
■各賞受賞者は以下のとおり。
■最優秀選手賞(MVP)
・WBA世界バンタム級王者
井上尚弥(大橋) 4年ぶり2回目
■技能賞
・WBO世界フライ級王者
田中恒成(畑中) 初
■殊勲賞
・WBO世界Sフェザー級王者
伊藤雅雪(伴流) 初
■努力・敢闘賞
・OPBF東洋太平洋ライト級王者
中谷正義(井岡) 初
■KO賞
・井上尚弥(大橋) 3年ぶり3回目
■新鋭賞
・日本ミドル級王者
竹迫司登(ワールドS) 初
■年間最高試合(世界戦)
・WBO世界フライ級タイトルマッチ
9/24 武田テバオーシャンアリーナ
木村翔(青木)vs田中恒成(畑中)
※畑中プロモーション
■年間最高試合(世界戦以外)
・日本Sバンタム級タイトルマッチ
7.27 後楽園ホール
久我勇作(ワタナベ)vs和氣慎吾(FLARE山上)
※Reasonプロモーション
■女子最優秀選手賞
WBO女子世界Lフライ級王者
天海ツナミ(山木) 初
■女子年間最高試合
WBO女子世界ミニマム級タイトルマッチ
12/1 エディオンアリーナ大阪
江畑佳代子(ワタナベ)vs多田悦子(真正)
■優秀選手賞
・WBC世界バンタム級暫定王者
井上拓真(大橋)
・WBA世界バンタム級王者
井上尚弥(大橋)
・WBO世界Sフェザー級王者
伊藤雅雪(伴流)
・前IBF世界Sバンタム級王者
岩佐亮佑(セレス)
・WBC世界Sバンタム級暫定王者
亀田和毅(協栄)
・前WBO世界フライ級王者
木村翔(青木)
・WBA世界Lフライ級王者
京口紘人(ワタナベ)
・WBC世界Lフライ級王者
拳四朗(BMB)
・WBO世界フライ級王者
田中恒成(畑中)
・前WBA世界ライト級王者
ホルヘ・リナレス(帝拳)
・前WBA世界ミドル級王者
村田諒太(帝拳)
・前WBO世界ミニマム級王者
山中竜也(真正)
■特別功労賞
・元WBC世界バンタム級王者
山中慎介
■特別賞
・元WBC世界フライ級王者
五十嵐俊幸
・元WBC女子世界アトム級王者
小関桃
・元IBF女子世界Lフライ級王者
柴田直子
・元WBO女子世界フライ級王者
好川菜々
■社会貢献賞
・藤岡奈穂子(ダイヤモンドフィスト賞)
■トレーナー賞
・井上真吾氏
■協会功労賞
・斉藤寛氏、島川威氏、熊崎広大氏
■日本ボクシング連盟
・最優秀選手賞
成松大介(自衛隊)
・女子最優秀選手
並木月海(自衛隊)
■最優秀選手賞(MVP)
・WBA世界バンタム級王者
井上尚弥(大橋) 4年ぶり2回目
■技能賞
・WBO世界フライ級王者
田中恒成(畑中) 初
■殊勲賞
・WBO世界Sフェザー級王者
伊藤雅雪(伴流) 初
■努力・敢闘賞
・OPBF東洋太平洋ライト級王者
中谷正義(井岡) 初
■KO賞
・井上尚弥(大橋) 3年ぶり3回目
■新鋭賞
・日本ミドル級王者
竹迫司登(ワールドS) 初
■年間最高試合(世界戦)
・WBO世界フライ級タイトルマッチ
9/24 武田テバオーシャンアリーナ
木村翔(青木)vs田中恒成(畑中)
※畑中プロモーション
■年間最高試合(世界戦以外)
・日本Sバンタム級タイトルマッチ
7.27 後楽園ホール
久我勇作(ワタナベ)vs和氣慎吾(FLARE山上)
※Reasonプロモーション
■女子最優秀選手賞
WBO女子世界Lフライ級王者
天海ツナミ(山木) 初
■女子年間最高試合
WBO女子世界ミニマム級タイトルマッチ
12/1 エディオンアリーナ大阪
江畑佳代子(ワタナベ)vs多田悦子(真正)
■優秀選手賞
・WBC世界バンタム級暫定王者
井上拓真(大橋)
・WBA世界バンタム級王者
井上尚弥(大橋)
・WBO世界Sフェザー級王者
伊藤雅雪(伴流)
・前IBF世界Sバンタム級王者
岩佐亮佑(セレス)
・WBC世界Sバンタム級暫定王者
亀田和毅(協栄)
・前WBO世界フライ級王者
木村翔(青木)
・WBA世界Lフライ級王者
京口紘人(ワタナベ)
・WBC世界Lフライ級王者
拳四朗(BMB)
・WBO世界フライ級王者
田中恒成(畑中)
・前WBA世界ライト級王者
ホルヘ・リナレス(帝拳)
・前WBA世界ミドル級王者
村田諒太(帝拳)
・前WBO世界ミニマム級王者
山中竜也(真正)
■特別功労賞
・元WBC世界バンタム級王者
山中慎介
■特別賞
・元WBC世界フライ級王者
五十嵐俊幸
・元WBC女子世界アトム級王者
小関桃
・元IBF女子世界Lフライ級王者
柴田直子
・元WBO女子世界フライ級王者
好川菜々
■社会貢献賞
・藤岡奈穂子(ダイヤモンドフィスト賞)
■トレーナー賞
・井上真吾氏
■協会功労賞
・斉藤寛氏、島川威氏、熊崎広大氏
■日本ボクシング連盟
・最優秀選手賞
成松大介(自衛隊)
・女子最優秀選手
並木月海(自衛隊)