ボクシングモバイルニュース
[試合結果]2019.1.19

高橋竜平が格闘技の殿堂で世界にアタック!

高橋がドヘニーに挑んだ
 IBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級タイトルマッチが日本時間19日にニューヨーク・マディソンスクエアガーデンで行われ、同級13位の高橋竜平(28=横浜光)が王者TJドヘニー(32=アイルランド)に挑んだ。準備期間が短いなかで初の世界戦の舞台に立った高橋は、はたして"格闘技の殿堂"でアップセットを起こすことができたのか――。
前日計量でのフェイスオフ
 昨年8月に前王者の岩佐亮佑(セレス)からタイトルを奪った左構えのドヘニーは、前進する高橋を的確なジャブで阻止し、引き込んでは左ストレートを当てるなど、初回から試合巧者ぶりを発揮。3回には高橋に右フックを効かせて体勢を崩し、クリンチで逃れたところを左フックでダウンを奪った。ポイントで突き放された高橋も気持ちを切らすことなく前に出ては、王者にロープを背負わせパンチをまとめるが、クリーンヒットは少なく、流れを変えることは出来なかった。すると11回、ドヘニーが緩急をつけた攻撃で襲いかかり、高橋のこれまでのダメージを考慮したレフェリーによって試合はストップした。
巧さを見せつけたドヘニー
 ドヘニーが11回2分18秒TKO勝ちで初防衛に成功し、全勝記録を21戦21勝(15KO)に伸ばした。試合後、リング上にはWBA王者のダニエル・ローマン(米)が登場し、ドヘニーを祝福するとともに「次にやろうぜ」と統一戦を持ちかけていた。
高橋は力及ばす
 一昨年の12月にタイ・バンコクで、IBFパンパシフィック・スーパーバンタム級王座を獲得後、昨年6月には同じバンコクで初防衛にも成功した高橋は、5連勝で挑んだ初の世界戦だったが、力は出し切ったものの世界の壁は高く険しかった。戦績は21戦16勝(6KO)4敗1分。