[大晦日世界戦]2018.12.30
井岡一翔も日本新記録に準備完了
共にゆとりをもって計量をパスしたニエテスと井岡
明日、中国の特別行政区マカオにあるホテル『ウィンパレス』で日本人男子初の世界王座4階級制覇をかけてWBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王座決定戦に臨む同級3位・井岡一翔(米)は、対戦相手の同級1位ドニー・ニエテス(比)とともに計量に臨んだ。
「前回は気持ちで戦ったが今回は違う」(井岡)
52.16kgが上限のところを井岡は51.9kgでパス。かつて叔父・井岡弘樹氏の夢だった3階級制覇をすでにはたし、さらなる高みの4階級制覇がかかっている今回について「4階級制覇も復帰したきっかけのひとつ。新たな歴史をつくりたい」と語り、「ニエテスはスマートなボクシングをするので、前回のような気持ちだけで戦って勝てるとは思っていないがここまで来たらやるだけ」と話した。
「ファンタスティックな試合」を約束したニエテス
一方のニテエスは52.1kgでパス。自国での試合では蛇を巻いて登場するユニークなパフォーマンスでもおなじみだが、今回の試合ではそれができないことについて「蛇のビザが下りなかった」というジョークで笑いを誘った。そしていつもどおりの調整ができたことに安心の様子。「待ちに待った戦いに気持ちも高まっている。展開次第で倒しにいく。井岡は若くて才能があるのでいい試合になるだろう」と話し、最高のパフォーマンスは世界タイトルマッチでするべきだという考えをもとに「ファンタスティックな試合」を見せることを約束した。