[記者会見]2018.12.28
井上拓真「インパクトを残したい」
決戦まであと2日
WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級5位の井上拓真(22=大橋)と同級2位のペッチ・CPフレッシュマート(タサーナ・サンパッタン/25=タイ)が28日、都内のホテルで同暫定王座決定戦の記者会見に臨んだ。
試合は12月30日(日)に大田区総合体育館で開催されるトリプル世界戦「FUJI BOXING」のセミファイナルで行われ、当日夜7時からフジテレビ系列で生中継される。
試合は12月30日(日)に大田区総合体育館で開催されるトリプル世界戦「FUJI BOXING」のセミファイナルで行われ、当日夜7時からフジテレビ系列で生中継される。
2年越しの夢を叶える!
赤のジャージにキャップをかぶって席についた井上は、試合2日前の心境を問われ「しっかりと練習をやってきた。目の前にWBCのベルトがあることでより一層気合いが入るし、試合が楽しみ」とコメント。改めて2年前の世界戦を右拳の怪我で消滅させたことに触れ、「怪我からの復帰後、ベテランの選手とやって経験値が上がった。この大舞台で家族の夢を叶えたい」と話し、WBA世界同級王者の兄・尚弥に続く意味でも「弟の拓真もいるんだと全国に知らしめたい」と決意した。
尚弥以上のインパクトを
同席した大橋秀行会長は、「拓真はこの2年間、厳しいマッチメイクを乗り越え本当に成長した。(復帰後の4試合は)10試合分の経験、凄いキャリアになった。サウスポー相手にも経験を積んだし2日後が楽しみ」と称え、試合展開については「1ラウンドから行くと思う。ペッチも無敗でスタミナはあるし好戦的な選手なだけに良い試合になる。尚弥以上のインパクトを残してもらいたい」と期待した。
兄弟世界王者は家族の夢
このエールに井上も「まずはしっかりと勝ちに徹し、その上でインパクトを残せたら」と応え、ベルト獲得に闘志を燃やした。
全力を尽くす!
一方、48戦48勝(33KO)と無敗を誇るサウスポーのペッチは、「ちょっとドキドキしているが落ち着いている」と初の世界戦行事に緊張の色を見せながらも、「日本で世界戦に臨めることを幸せに思う。応援してくれるタイ国民のためにもベルトを持ち帰りたい。全力を尽くして戦う」と誓った。
オフィシャルの面々
なお、この日は6選手の会見のみで、調印式とグローブチェックは明日の計量後のルールミーティングで行われると発表された。
レフェリー/フランク・ガルサ(米)
ジャッジ/パーラ・ロドリゲス(米)、スティーブ・モロー(米)、リム・ジュンバエ(韓国)
立会人/スーパーバイザー:ティト・ゴンザレス(メキシコ)
レフェリー/フランク・ガルサ(米)
ジャッジ/パーラ・ロドリゲス(米)、スティーブ・モロー(米)、リム・ジュンバエ(韓国)
立会人/スーパーバイザー:ティト・ゴンザレス(メキシコ)