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[ニュース]2018.12.14

黒田雅之が王座返上、来年世界挑戦か!

黒田は来年にも世界挑戦か!?
 日本フライ級王者の黒田雅之(川崎新田)が、世界戦の準備に入るため14日付けで王座を返上したと日本ボクシングコミッションが発表した。黒田は昨年2月に暫定王座決定戦を制し、ライトフライ級に続く2階級制覇を達成。同年6月には正規王者の粉川拓也(宮田→角海老宝石)に勝利し王座統一に成功した。その後、今年7月まで4度の防衛をはたし、WBC3位、IBF4位、WBO2位と世界ランクを上げていた。
川崎新田陣営はIBFの指令待ち
 川崎新田ジムはIBF(国際ボクシング連盟)をターゲットに、11月にタイで3位のエクタワン・モー・クランペットンブリ(タイ)と挑戦者決定戦を予定していたが、相手の負傷により中止。黒田が不戦勝で指名挑戦権を手にしたが、IBFからの正式な通知がない中で、来年のチャンピオンカーニバルのスケジュールが迫っているため、陣営は12月31日に中国・マカオで行われる王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)とWBOアジアパシフィック同級王者でIBF同級15位の坂本真宏(六島)の勝者と90日以内に対戦できることを見越して王座返上を決めた。
中谷と王座を争うのは…
 これにより、来年の日本フライ級王座戦で指名挑戦者として黒田に挑むことが決まっていた同級1位の中谷潤人(M.T)は王座決定戦に変更。その対戦相手が誰になるかは今後の発表を待ちたい。