[ニュース]2018.12.7
WBSSが中止の危機!
まさかシーズン途中で中止か!?
高額賞金を懸けた世界最強トーナメント「WBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)」が消滅の危機にある。これは世界で最も権威のある米国ボクシング専門誌「リングマガジン」電子版が6日に報じたもので、大会の出資者が出資比率を巡り対立、財務的な混乱から参加者へのファイトマネーの未払いも発生しているという。
井上は初戦を70秒KO勝ち
バンタム級、スーパーライト級、クルーザー級の3階級で現在行われているシーズン2は、日本からもWBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が参戦。10月に横浜アリーナで開催された準々決勝では元WBAスーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を秒殺KOで仕留め、国内はもちろん世界的にも話題をさらったばかりだ。
昨年華々しくスタートしたWBSS
準決勝はIBF王者のエマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と3月に米国開催で予定されているが、この試合を含め現時点で3階級6試合の日程や会場が決まっておらず、プロモーターの間でも懸念が広がっているという。
WBSSプロモーターのカレ・ザワーランド氏の手腕が試される
シーズン途中で打ち切りの危機に瀕した「WBSS」。同誌は「これらの問題を速やかに解決できなければ、大会はシーズン2の準決勝前に破綻する可能性がある」と警鐘を鳴らしている。