[海外ニュース]2018.11.27
今週の海外注目試合
12.1ワイルダーvsフューリー in LA
今週の海外注目試合は12月1日(日本時間12月2日)米国・ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われる興行をピックアップ。メインにはWBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級タイトルマッチ、王者デオンタイ・ワイルダー(米国)vs元同級統一王者タイソン・フューリー(英国)のビッグマッチ。アンダーカードではWBA(世界ボクシング協会)&IBF(国際ボクシング連盟)Sウェルター級王者ジャレット・ハード(米国)が防衛戦を行う。当日は米国プレミアムケーブル局のSHOWTIMEがPPVで試合を中継する。
王者ワイルダーvs挑戦者フューリー
王者ワイルダーはこの一戦を勝利することで、今度こそヘビー級最大のタイトルマッチとなる4団体王座統一戦を迎えることになりそうだ。WBAスーパー&IBF&WBO(世界ボクシング機構)ヘビー級統一王者のアンソ二ー・ジョシュアは、ワイルダーとの統一戦に向けて、来年4月13日の英国・ウェインブリー・スタジアムをすでに確保。スーパーファイトに向けてワイルダーは負けられない前哨戦となった。一方の挑戦者フューリーは現在、米国・ロサンゼルスのワイルドカートジムでトレーニングを行っており、同ジムを主宰しているフレディ・ローチ氏をチームに招聘することを決定。当日はカットマン兼アドバイザーという形でコーナーに入る予定だ。
Sウェルター級統一王者ハード&元ヘビー級暫定王者オルティス
アンダーカードではハードが世界初挑戦となるWBA同級11位、IBF同級9位のジェイソン・ウェルボーン(英国)を相手に統一王座防衛戦を迎える。ハードにとってはIBFが3度目、WBAは初防衛戦、ウェスボーンはこれが英国を出て初の海外試合となった。また、この日は元王者新鋭のヘビー級選手たちが揃って登場。元WBA世界ヘビー級暫定王者のオルティスはトラビス・カウフマン(米国)と、リオ五輪Sヘビー級銀メダリストのジョー・ジョイス(英国)はジョー・ハンクス(米国)と、それぞれヘビー級10回戦を行う。
IBF世界ミニマム級王座決定戦、チャベスJrは試合中止
また京口紘人(ワタナベ)が返上し空位となっていた、IBF世界ミニマム級タイトルを、IBF同級1位のマーク・アンソニー・バリガ(フィリピン)とカルロス・リコナ(メキシコ)が決定戦で争う。そして、約1年7ヶ月のブランクからの再起戦を予定していた元WBC世界ミドル級王者のフリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)だったが、試合は中止となった。試合地カリフォルニア州コミッションのライセンス獲得のために必要なメディカルチェックを回避したためと、米国スポーツケーブル局のESPNは報じた。また、Sウェルター級でWBCとIBFで1位、WBOで2位にランクするジュリアン・ウィリアムス(米国)と、ハビエル・フランシスコ・カストロ(メキシコ)のミドル級8回戦が加わった。