[会見]2018.11.12
井岡一翔、大晦日にマカオで世界戦!
勝てば日本人初の4階級制覇
3階級制覇王者で現WBO(世界ボクシング機構)Sフライ級3位の井岡一翔(29=米)の世界挑戦が決定した。12日に東京・四谷のジムで会見が開かれ、井岡は同級1位のドニー・ニエテス(36=比)と大晦日のマカオで空位のWBO王座を争うことが発表された。井岡が王座に就けば、日本人男子選手として初の世界4階級制覇となる。
この試合の模様は『平成最後の大晦日スペシャル!SASUKE2018&井岡一翔世界タイトルマッチ(仮)』として当日TBS系列で全国生中継される。
この試合の模様は『平成最後の大晦日スペシャル!SASUKE2018&井岡一翔世界タイトルマッチ(仮)』として当日TBS系列で全国生中継される。
9月のアローヨ戦
井岡は昨年大晦日に引退を表明したが、今年9月に米国で開催された「Super fly3」で1年4ヵ月ぶりに現役復帰。WBO同級3位でシルバー王者のマックウィリアムス・アローヨ(プエルトリコ)に判定勝ちし、今回のチャンスを得た。このイベントにはニエテスも出場し、WBO2位のアストン・パリクテ(比)と王座決定戦を行ったが、判定は三者三様のドローとなった。
TBS系列で全国生中継!
そのニエテスと7度目の大晦日のリングで対戦する井岡は、「ボクサーとして幸せなことだと思う。特別なリングに帰ってこれて自分自身でも楽しみ」と笑顔を見せ、ニエテスを「キャリアのある頭の良い選手」と評価した上で、「厳しい試合になると覚悟はしているが、強い選手が集まるこの階級で自分が中心になる。しっかりと準備をして結果を残す。KOを狙えるような試合にしたい」と日本人男子選手初の4階級制覇に意欲を示した。
内山氏もサポートを約束
今後の練習環境については海外か国内か決めかねていると話した井岡だが、この日会見が行われたジムは元WBA世界Sフェザー級王者の内山高志氏が今月末にオープンする予定の「フィットネスボクシングKODLAB」で、内山氏は井岡の日本でのトレーニングにジムを提供すると約束した。
KODLABジムが拠点となる?
最後に井岡は「9月の復帰戦は結果を求めた点では合格。だが、もっと力を出せたと思うしブランクを感じた。まだもっと良いパフォーマンスを発揮できるはず」と話し、「2018年はこれまでの人生の中でもいろいろあった。その大晦日に強さを証明し、最高の年として締めくくりたい。この経験を通じてレベルアップした姿を見せたい」と声を弾ませた。
もう一度強さを証明する!