[前日計量]2018.11.11
一触即発!亀田和毅とメディナ
両者とも万全の調整をアピール
いよいよ明日に迫った元WBO世界バンタム級チャンピオン亀田和毅(27=協栄)の2階級制覇を懸けた世界戦。その前日計量が都内の後楽園ホール1階レストランで行われ、WBC(世界ボクシング評議会)Sバンタム級暫定王座を争う同級1位アビゲイル・メディナ(30=ドミニカ共和国/スペイン)と同級2位の亀田が報道陣の前に姿を現した。
試合は12日(月)に後楽園ホールで開催される「TFC.東京ファイトクラブ」のメインイベントで行われ、当日午後5時からインターネットテレビ局のAbemaTVで「独占生中継!亀田家大復活の日!」として無料生配信される。
試合は12日(月)に後楽園ホールで開催される「TFC.東京ファイトクラブ」のメインイベントで行われ、当日午後5時からインターネットテレビ局のAbemaTVで「独占生中継!亀田家大復活の日!」として無料生配信される。
闘志むき出しににらみ合った
計量は亀田がリミットの55.3kgを100gアンダーで、メディナが200gアンダーで一発パス。カメラマンの要望でツーショット撮影に応じると、どちらともなく向き合い約40秒間のフェイスオフ。次第に顔が近くなり、一触即発な雰囲気になりかけたところで兄の興毅氏が割って入った。
あと一日で世界チャンピオン!
水分を補給して喉を潤した亀田は、何食わぬ顔で「過去最高の仕上がり。何の言い訳をすることもない」と万全のコンディションを強調し、日本で行う5年ぶりの世界戦に向け「注目されて気合いが入るが、リングの上では冷静に、自分のボクシングをすれば結果はついてくる」と自信のコメント。「あと一日、世界チャンピオンになる。ここからがスタート」と気合いを入れた。
クリア後に吠えたメディナ
一方、10人のスタッフと計量会場に訪れたメディナは、「状態はいい。彼とにらみ合ったが、別に何とも思わない。しっかり準備ができているので、練習してきたことをやるだけ」と落ち着いた表情で話した。
このヒゲが私のスタイル
前日の調印式で長いアゴ髭がルールに抵触するのではないかと亀田陣営に指摘されたことについては、「ルール的に問題はない。これが私のスタイル。(目の前の記者の頭を触り)もし髪を全部切れと言われたらあなたはどう思う」と切り返した。最後に自信はあるかの問いに、「私は1位、亀田は2位。そういうことだ」と、どちらが強いかはすでに明白といった口ぶりで会場を後にした。
■診察結果
WBC世界Sバンタム級暫定王座決定戦
同級1位:アビゲイル・メディナ(ドミニカ共和国/スペイン)
血圧:159/84mm/Hg
脈拍:55/min
体温:36.7℃
同級2位:亀田和毅(協栄)
血圧:139/89mm/Hg
脈拍:51/min
体温:36.6℃
■診察結果
WBC世界Sバンタム級暫定王座決定戦
同級1位:アビゲイル・メディナ(ドミニカ共和国/スペイン)
血圧:159/84mm/Hg
脈拍:55/min
体温:36.7℃
同級2位:亀田和毅(協栄)
血圧:139/89mm/Hg
脈拍:51/min
体温:36.6℃
協栄ジム13人目の世界王者誕生は日本最多
その後に行われたルールミーティングで、金平桂一郎会長はWBCスーパーバイザーにメディナのヒゲについて指摘。ミーティング後に明日18時までに切り揃えてくることを確認したと伝えた。「ワセリンや薬品が顔に垂れ、ヒゲがあることで相手選手の目に入ることも考えられる。今回の件だけじゃなく、これからのことも考えて問題提起しました」と理由を話し、最終的にはスーパーバイザー、レフェリーの判断に任せるとした。