[公開練習]2018.10.25
亀田和毅が化けた! パートナーを一撃KO
明らかに力強さが増した亀田和毅
2階級制覇を狙う元WBO(世界ボクシング機構)バンタム級王者の亀田和毅(協栄)が25日、所属ジムで報道陣に練習を公開した。11月12日(月)に後楽園ホールで行われるWBC(世界ボクシング評議会)Sバンタム級暫定王座決定戦で、同級1位のアビゲイル・メディナ(ドミニカ共和国/スペイン)を迎え3年ぶりに世界戦のリングに立つ同級2位の亀田は、会見で「対策は万全、良いイメージができている。あとはこのコンディションを維持できれば問題ない」と好調をアピールし、スパーリングではパワーアップした姿を披露した。
試合の模様は午後5時からインターネットテレビ局のAbemaTVで「独占生中継!亀田家大復活の日!」として無料生配信される。
試合の模様は午後5時からインターネットテレビ局のAbemaTVで「独占生中継!亀田家大復活の日!」として無料生配信される。
比国ランカーを相手にスパーリング
今回、スパーリングパートナーとして来日したのは、フィリピン・フェザー級7位のユージン・ラゴス(22戦15勝10KO5敗2分)、ウィリアム・エンカナーシオン(ドミニカ共和国/17戦全勝14KO)とすでに帰国した選手の三人。この日はラゴスと4ラウンドのスパーリングを予定していたが、高速ジャブで相手をコントロールすると、新たに取り入れたフィジカルトレーニングの成果か、以前より数段増した力強さを発揮し、3ラウンドに左ボディでノックアウト! ラゴスがギブアップし、4ラウンド目は行われなかった。
左ボディで一発KO!
これには兄の興毅氏も「14オンスのグローブであのパンチ力、ビックリした! ただスピードで追いかけていた頃とは違い、ボクシングの上手さにパワーがついた」と驚愕。「最先端のトレーニングをはじめてまだ日は浅いが、明らかに今までの和毅とは違う。今度の試合でどれだけ力を出せるのか楽しみ。これでもトレーニングの成果が実を結ぶのはまだ先。和毅はもっと化ける」と手放しで喜び、金平桂一郎会長も「今回ほど負ける気がしない和毅は初めて」と目を細めた。
絶対の自信を示す亀田陣営
和毅は最後に「体の中身、芯が強くなった。Sバンタム級仕様の体でどれだけの戦いができるか楽しみ」と自身に期待し、2階級制覇に絶対の自信を示した。
亀田家の根性論に最新トレーニングが融合した!
Sバンタム級リミットの55.3kgまであと4kgと体重を維持し、あとは怪我への注意と体のケアをするのみ。進化した和毅のファイトに注目だ!