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[中国遠征]2018.10.14

合宿初日が“いきなり公式試合”の堤聖也

到着した足で量りに乗った堤
 12月1日の後楽園ホールで中川抹茶(角海老宝石)との対戦も組まれている3戦全KO勝利中の堤聖也(ワタナベ)は、急きょ決まった中国遠征試合に向け、13日、北京市内での前日計量をパスした。以前から海外での合宿を希望していた堤は、IBFが中国で3期に分けて計画した合宿に参加を希望。その際、先方から「初日に試合を行えないか」と提案があり、57.153キロ(126ポンド)の契約で、現地のアマ地域王者ユー・ジアチ(中国)との公式戦を引き受けた。
ようやく試合準備の整った堤
 中国への出発は計量当日(昨日)の朝だが、さっそく遠征への試練が続いた。羽田空港でチェックインを行おうとしたら、システムエラーで航空券が発行できず、土壇場で別の航空券を買い直すことに。海外渡航経験は最近のタイ遠征1回という不慣れだったが、単独の現地入りとなった。その間にやむを得ず摂った水分を落とすのに、異国でやや手こずったが、夜には56.5kgでパス。相手のユーは朝の公式計量で56kgでパスしていた。
会場では昨日もIBF興行が行われた
 堤は「合宿初日から経験値が上がった。明日のグローブはアマチュア時代に使っていた“拳の感覚が伝わらない厚み”があるけど、ここには以前の経験が活かされる」と話し、粥や香辛料の少ない肉などで夕食を平らげた。