[試合後談話]2018.10.13
斉藤幸伸丸と松永宏信がSウェルター級挑戦権を懸けて激突
松永が先手を奪った
来年のチャンピオンカーニバル出場を懸けたランキング上位陣による挑戦者決定戦が12日に後楽園ホールで開催された。Sウェルター級では同級1位の斉藤幸伸丸(39=アベ)と同級2位の松永宏信(31=横浜光)が拳を交え、サウスポーの松永が先制攻撃を仕掛けた。
松永が8連勝、暫定王者の渡部あきのりがリングに上がった
松永は足を使いながら左フック、右フックを痛打。斉藤の出鼻を遮った。ペースを握った松永は3回、左ストレートをねじ込み先制のダウン。ここは立ち上がった斉藤は4回に打ち合いに出たが、松永の渾身の右フックを浴びて2度目のダウン。なんとか立ち上がったが10カウントが数え上げられた。
まだ伸びる自信がある!
痛烈なKO勝ちを収めた松永は、「幸伸丸さんの上手さを警戒しつつ、自分のボクシングをしようと思った。ワンツー主体でいこうとしたが、フェイントの左フックが当たったのでその後は相手の嫌がることを続けた」と感想を口にし大粒の汗を拭った。
元WBOアジアパシフィック同級王者の松永だが、日本王座は初挑戦となる。松永は、「憧れで獲りたいベルト。サウスポー対決になるので、技術を上げながら対策していきたい」と思いを語った。
元WBOアジアパシフィック同級王者の松永だが、日本王座は初挑戦となる。松永は、「憧れで獲りたいベルト。サウスポー対決になるので、技術を上げながら対策していきたい」と思いを語った。
右フックは見えなかった
タイトル8度目の挑戦を目指した39歳の斉藤だが、結果は厳しいものになった。控室に戻った斉藤は、「相手は土台がしっかりしていて右フックがスムーズだった。最後はテンプルに入ってしまった」と気丈に話した。
採点表